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谷中「三崎坂」

谷中霊園と千駄木をつなぐ。千駄木から団子坂となり本郷方面に続く。坂上には谷中霊園、坂中腹に谷中小学校、坂下に旧藍染川の枇杷橋の跡、千駄木駅があり、坂に面して古刹が並ぶ。
界隈の旧町名は谷中三崎坂北町(中腹北側)、谷中茶屋町。

「三崎」という地名の由来には諸説あるが駒込・田端・谷中の三つの高台にちなむといわれる。安永二年(1773)の『江戸志』によると、三崎坂の別名を「首ふり坂」といい、30年ほど以前、この坂の近所に首を振る僧侶がいたことにちなむという。

台東区教育委員会

三崎の地名の由来は古く鎌倉時代にさかのぼるという。当時は不忍通りの低地は海で、谷中、駒込、田端の三つの台地が岬となっていたことから三崎の名が起こった。
三崎坂から団子坂へ、そして本郷へのルートは、五百年前位前から開けた古道である。(後略)

『谷中根津千駄木』其の一 菊まつり特集号


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