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MotionBuilderとは?

こんにちは、3Dアニメーターらいはん です!

今回は【MotionBuilder】という
本来の機能として優れている
【モーキャプを主軸】とした機能を紹介します。

MotionBuilderの前身(昔)は、
「FILMBOX」となります。
ゲームエンジンで目にするおなじみ【.FBX】の拡張子は、
FILMBOXからきております。

FILMBOXは、
元々モーションキャプチャー(モーキャプ)のために作られたソフトウェアです。

そのため、MotionBuilderは現在でも
モーキャプでのデータ取り込み、編集で良く使用されます。

優れた機能①:リターゲット

キャラtoキャラのモーション移植、
例えば等身や体型の違うキャラでも、イイ感じに移せます。
腰の高さや手足の長さが違っても大丈夫!
微調整できる設定が大変多く、キャラごとに繊細なオフセットができます。

リアルな人間だと肘や膝が逆関節気味になるような動きも、
ちょっとした設定でキャラに反映できます。
(女性の動きなど柔軟さが取り込める)

▽リターゲット機能


優れた機能②:リアルタイム再生(ハイフレームレート)

更には、リアルタイム再生も優れており、
1秒間120fps、240fpsなどもいけます。
しかもフレーム跳びしません!
↑こちらはモーキャプ収録のフレームレートで使用したりする
※Mayaですと30fpsのリアルタイム再生を試みても、だいたい15fps(フレームが跳ぶ)くらいになっています💦

▽120fpsのデータ(モーキャプ)を修正する例


優れた機能③:収録中に同時にキャラで確認可能

他には、モーキャプ収録中に人の動きをキャラクターにリアルタイムで反映し確認ができる事です。
※上記は、今だとビルダーを使わなくても可能なソフトウェアが出ている

補足

他使用例
【プレビズ】制作でも使用されます。
 理由は、 ソフト自体は軽いため(機能が少ない)

【人キャラタイプの多いアニメーション】を付ける際に使用されます。
理由は、ヒューマンIKが優れているから
※MayaにあるヒューマンIKは元々モーションビルダーの機能を無理やり実装したものです。
それが原因か、エラーが多い印象ですが、モーションビルダーはヒューマンIKは非常に使い勝手に優れており、一番早く、楽に作る事が出来ます!

最後に

モーキャプのエンジニアとして、大変お世話になったMotionBuilderは現在でもバリバリ活躍の機会があるようです。
「DCCツール 色々と覚えるの大変!」
となるかもですが、非常にとっつきやすいソフトだと思います。
もし、使う機会があれば是非積極的に覚えて使ってもらえたらと有難いです。

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