疑問詞①(what,who,which)
1.はじめに
疑問詞とは疑問文の際の動詞や前置詞の目的語、補語を訊ねるのに使います。
例えば、
・Be動詞であれば、主語+動詞+(冠詞)+名詞/形容詞の太字部分を訊ね
・一般動詞であれば、主語+動詞+(前置詞)+目的語の太字部分を訊ねます。
また、今回解説する疑問詞what,who,whichは名詞に分類されます。これも重要なので覚えといてください。
では、具体的に解説していきます。
2.基本的な疑問詞の語順
疑問視を使った語順には2通りあります。
目的語を訊ねる
・疑問詞+be動詞+主語?
・疑問詞+do+主語+一般動詞の原形?
主語を訊ねる
・疑問詞+be動詞+補語?
・疑問詞+一般動詞?
補語には名詞と形容詞が入り、一般動詞には自動詞と他動詞が入ります。
基本的に疑問詞は話者が聞きたい重要なことなので文頭にもっていきます。
3.what:何
・whatで目的語・補語を訊ねるパターン
What+be動詞
What's that?(あれは何ですか。)
上記の文は元々That is what.でした。補語の位置にあるwhatを文頭に移動させただけと考えてください。
What+一般動詞
What do you like?(あなたは何が好きですか。)
この文章でも、Do you like what?のwhatを文頭に移動させます。
・whatで主語を訊ねるパターン
What+be動詞
What's important?(何が重要ですか。 )
この文章は元々、「主語+is+important.」という文でした。この主語を聞きたいので主語にwhatをあてはめます。
また、疑問詞は3人称単数扱いとなります。
What+一般動詞
What happens?(何が起きていますか。)
疑問詞が文章内で主語として働く場合は疑問詞の後ろにdoやdoesをつけません。また、繰り返しにもなりますが疑問詞は3人称単数となります。
4.who:誰
・whoで目的語や補語を訊ねるパターン
Who+be動詞
Who is she?(彼女は誰ですか。)
元の文章は「She is who.」でした。文尾にあるwhoを文頭に持っていきます。
Who+一般動詞
Who does he talk to?(彼は誰と話していますか。)
元の文章は「He talks to who.」でした。whoを文頭に持っていき疑問文にするだけです。
・whoで主語を訊ねるパターン
Who+be動詞
Who is cool?(誰がかっこいいですか。)
元の文章は「主語 is cool.」ですので主語をwhoに言い換えます。
who+一般動詞
Who is talking?(誰が話していますか。)
これも上記のように主語を言い換えます。また、動詞は自動詞であれば直後の目的語は不要です。
5.which:どれ
・whichで目的語を訊ねるパターン
which+be動詞 Which is your pen?(どれがあなたのペンですか。)
元の文章は「Your pen is which.」でした。目的語whichを文頭にもっていき疑問文に変換します。
which+一般動詞 Which do you like?(どれが好きですか。)
元の文章は「You like which.」でした。目的語whichを文頭にもっていき疑問文に変換します。
・whichで主語を訊ねるパターン
which+be動詞 Which is good?(どっちがおいしいですか。)
元の文章は「主語 is good.」です。主語をwhichに言い換えます。
which+一般動詞 Which goes to London?(どちらがロンドンに行きますか。)
元の文章は、「主語 goes to london.」です。主語をwhichに言い換えます。
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