助動詞②(mustとhave to)
1.はじめに
助動詞とは動詞を補助する品詞であり、動詞では表現できない概念を表す品詞です。例えば、革新、義務、強制、可能、許可、推測などを表すことが出来ます。
2.must
mustには義務や強制といった意味があり、和訳は「〜しなければならない。」になります。
You must obey the law.
法律に順守しなければならない。
3.have to
have toも「〜しなければならない。」という意味になります。
You have to do your homework by yourself.
宿題は自分でしなければなりません。
4.mustとhave to
これらの2つは、両方とも「~しなければいけない」と和訳されます。
ただ、mustは助動詞のため、話者の感情が入ってきます。そのため、主観的なニュアンスがあります。
一方、have toは客観的に考えて「~しなければいけない」という意味になります。
つまり、mustは「(自分が思うに)~をしなければならない」というニュアンスです。
一方、have toは「(状況から考えて)~をしなければならない」というニュアンスになります。
5.否定文と疑問文
・語法
否定文
must not +動詞の原型
do not(don't)have to +動詞の原型
疑問文
Must +主語 +動詞の原型
Do(Does) +主語 +have to +動詞の原型
・短縮形
must not→mustn't
・例文
否定文
You must not(mustn't) smoke here.
ここでタバコを吸ってはいけません。
You don't have to do that.
あなたはそれをする必要ありません。
do not(don't)have toは「〜しなくてもよい。」や「〜する必要ない。」といった優しいニュアンスになります。
一方、must not(mustn't)は「〜してはならない。」といった強いニュアンスになります。
疑問文
Must he do a business?-Yes,he must ./No,he doesn't have to.
彼は仕事をしないといけませんか。ーはい。/いいえ。
Does she have to buy something to eat?-Yes,she does./No, she doesn't.
何か食べ物を買うべきですか?ーはい。/いいえ。
Mustの疑問文の返答では肯定ではYes,I must.否定ではNo,I don't have to.と返答する。一般的にNo,I mustn't.とは言わない。
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