私が色を選んだ理由
本日は12月1日、新月
2024年も残すところ
1ヵ月となりました。
2025年に向けて
今、仕事の方向性について
熟考中です。
今月は
仕事も、心も、環境も
丁寧に整えていきたいと
思っています。
今日は
タイトルにもある通り、
【私が色を選んだ理由】について
綴りたいと思います。
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娘と色と、見守るワタシ
私が色を意識するようになったのは、
子育てがきっかけでした。
娘がチビちゃんだった頃のお話。
てちてち歩けるようになって
おてんばぶりが開花した1歳。
どこからか、
私が独身時代に買った
満月の写真集を見つけたようで、
小さな手で、毎日、
その写真集を開いては、
ジーっと見つめていました。
1歳児なりの鑑賞ですね。
かと思えば、
紅葉の時期になると
落ち葉を拾い上げ、
これまたジーっと
見つめる時期がありました。
枝に美しく色づいている
赤、黄、オレンジといった
紅葉している葉には
興味を示しません。
枯れて地面に落ちた、
落ち葉限定なんです。
落ち葉をクシャクシャにして
宙に放るわけでもなく、
ただ、ただ、
穏やかな表情で愛でるんです。
ダークネイビーの夜空に
黄色く静かに光る、イエロー
枯れて薄汚れた落ち葉は
泥色のよう..
まだ1歳児の視力は
とても低く、
微細な色の識別は
できないはず..
しかし当時の私は、
色のことも無知なので、
「面白いものに興味を持つ子だな」
ぐらいにしか思っていませんでした。
娘と色と、共に成長する
それからも、
娘が色に対して
興味深い反応を見せてくれました。
2歳児になると、
春の時期に見られる
カラフルなお花を愛でたり、
高彩度のビビットカラーを
好むようになりました。
幼稚園児になると、
クレヨンを使って
たくさんの作品を製作する中、
ピンクの登場回数が
極端に少なかったり、
ブラックで縁取りをする
描き方をしたり、
パパはオレンジ、
ママはパープルと
指定色が誕生したり..
娘は絵を描くことが
大好きになりました。
丁寧に描いては
自分だけの世界に
没頭していきました。
娘の成長には、
いつも色が傍にいたのです。
言葉では
うまく表現できなくとも、
色では
自由に表現ができる!
お絵描き好きな娘との
コミュニケーションには、
色が効果的なんだ!と
確信に変わりました。
色のしくみを学ぶワタシ
娘とのコミュニケーションに
色の話が多く登場するように
なりました。
繊細さが顕著になった
小学生~中学生時代には、
心の根底に
ブルーが存在するように
なりました。
低学年の頃、
色のことを専門的に学ぼうと、
私はカラースクールに
通い始めました。
どんどん、
色彩の勉強に
のめり込む私を見て、
娘は、
「ママは常に私のことだけを
見ていてくれてたのに..」
不安になったのでしょうね..
「赤なんか大っ嫌い!」と
叫ばれたことがあります。
当時の私は
気に入った赤い服があり、
よく着ていたんです。
私のことを
言っていたのですね。
ショックでした。
娘のブルー宣言
高学年になると、
娘の繊細っぷりはピークを迎え、
チックの症状が出るように
なりました。
その時、
娘が「私はブルーだから」と
ブルー宣言をしました。
人に注目されるのがイヤ!
放っておいて!
私の領域に入ってこないで!
人間関係がめんどうになり、
いよいよ思春期到来、
となったわけです。
思春期の中学生には、
ブルーからロイヤルブルーへ
その頃には
私のカラーセラピーを
受けるようになったので、
娘なりに
色と向き合うようになって
いきました。
そして、娘なりに
ロイヤルブルーを
磨くようになったのです。
それが、個性を活かす
感情が、芽生えたんだと思います。
ブルーは、
ブルー以外、何も混色されていません。
ロイヤルブルーは、
濃い紫みの青。
つまり、
青にほんのちょっと
赤が混色されています。
より、青を鮮やかに
演出してくれて、
イギリス王国の
公式カラーでもあります。
一気に高級感が増しますね。
ブルー一択だった娘が
ロイヤルブルーへ移行した..
ほんのちょっとのレッドが
娘の心境の変化だったのです。
感性のブルーを
レッドで形にしていこう!
繊細な娘なりに、
行動のレッドを
取り入れることによって、
モジモジな娘の背中を
後押ししてくれるようでした。
高校生になった娘の色は、
また別の機会に報告しますね!
コロナで痛感したカウンセリングの重要性
それまではずっと
カラーセラピーという
表現をしていました。
日本では
セラピーを意訳して
癒す、という捉え方を
していたので、
私も癒すことに
特化したカラーセラピーを
していました。
しかし、
コロナ禍でセッションが増え、
クライアントさんの
抱えきれない不安を
たくさん目の当たりにしました。
中には、
コロナで見えない未来への
不安を切り口に、
なぜか幼少期に逆行して
涙される方が多かったのです。
未来への不安のはずが
感情は過去に
逆行している?
カラーセラピーでは
限界を感じた私は、
心理学をいくつも受講し、
猛勉強しては
現場で試していきました。
カラー心理カウンセラーとして
この経験がきっかけとなり、
私は、カラーセラピストから
カラー心理カウンセラーと
肩書を変更して、
再出発をしました。
カラー、心理学、脳科学、コーチングと
今もブラッシュアップしては、
カウンセリング現場に活かしています。
本来、
心理学を学んだのであれば、
わざわざ色を使う
必要はありません。
しかし、
私のカウンセリングでは
必ず、色とワンセットです。
私が色を選ぶ理由
それは、
娘が導いてくれたのだと
思います。
幼い子が
無意識に選び
大切にする色
言葉に出せない感情を
表現する色
心の叫びを
訴える色
全て、
色が心の代弁者となり、
教えてくれるのです。
しかも、
感情だけでなく、
時系列、意識無意識、
取り巻く環境、トラウマ、
本質、思考の癖、などなど..
もっと言うと、
偽りの発言も
分かってしまいます。
子供は会話を偽るのが
まだまだ未熟です。
しかし、
人生のキャリアを積んだ大人は、
言葉でいくらでも
偽ることができます。
もっと厄介なのが、
クライアントさんご本人も
偽っていることに
気づいていない、
という時です。
クライアントさんの発言を
鵜呑みにすると、
見えてこない課題が、
色を通すと
選んだ色と発言の矛盾が
浮き彫りになるのです。
ここまで分かるのは
色に、クライアントさんの感情が
投影されているから!
私が色を使って
カウンセリングする理由は
そんな経験からです。
色を通して
お話を伺うカウンセリングの方が、
クライアントさんが
表現できない感情も
拾い上げることができるのです。
アナタの色は何色ですか?
今日は、
私がカラーカウンセラーとして
活動する上で、
原点とも言える
「色を選ぶ理由」について
綴りました。
単に、
赤、黄、青といった
色そのものではなく、
選んだ色を分解して
詳しく読み解くことで、
カウンセリングに活かしています。
それを実現可能にしたのが、
RYB Color Reading®という
カラーツールです。
RYB Color Reading®については
また別の機会に、
ご紹介したいと思います。
何気に選ぶ色には
全てアナタの心理が
投影されています。
今日は何色が気になりましたか?
元気になる色は何色ですか?
落ち着く色は何色ですか?
色を通じて自分と対話をしてみる..
ぜひ、やってみてくださいね(^_-)