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教育はエンターテイメント!
こんにちは!CodeCamp 教務チーム所属の森山です。
教務チームでは、主に教材の作成や講師の採用などを担当しています。
今回はそんな教務チームが持つマインドの一つを紹介します。
お題はズバリ、教育はエンターテイメント!
これは「教育はエンターテイメントである」という話ではなく「教育はエンターテイメント性を持つべき」ということを言っています。
チャレンジについて考察
「チャレンジ」っていい響きですよね!
なんとなくポジティブだし新しいものを生み出しそうです。
しかし、そんなポジティブマインドなチャレンジですが、トライしてみたら高いストレスを感じることが往々にしてあります。
プログラミング学習も例外ではありません。
下図は教育業界でたびたび取り上げられる学習曲線と呼ばれるグラフです。
新しいことを学ぶ際には、準備期・成長期・停滞期を繰り返しながら、達成度のステージが上がる様が分かりますね。
この中でも、準備期・停滞期は高いストレスを感じる期間であり、この期間をうまく乗り越えることが目標を達成するための秘訣であるといっても過言ではありません。
ここで出てくるのがエンターテイメント性です。
アハ体験の最大化
「アハ体験」というのをご存知でしょうか?
下記はアハ体験の説明をウィキペディアから引用したものです。
アハ体験とは、ドイツの心理学者カール・ビューラーが提唱した心理学上の概念で、未知の物事に関する知覚関係を瞬間的に認識する事を指している。洞察を研究する心理学では、認知過程が完了した後に現れる特徴として、その体験がしばしば現れるとされる。 最新のアハ体験への理論的根拠は4つの特徴から導かれる。
引用元:アハ体験(ウィキペディア)
日本でも脳科学者として有名な茂木健一郎さんが提唱していますね。
茂木さんはソニーコンピュータサイエンス研究所でも下記のように言っています。
そして、ひらめいた時の「ああ、そうか!」と緊張が解けて、同時に大きなよろこびを感じる心の動き。そのような感覚を体験することで、関係する脳の回路を強化することができます。そして、わからなくてもじっくりと考え、ひらめきを育むことの大切さを、楽しみながら学ぶことができるのです。
引用元:アハ体験(マイ・ソニー・クラブ)
アハ体験と共感性の相乗効果
ここからは私の体験を基に持論を展開すると、アハ体験は共感性と結びつくことで相乗効果を生むと考えています。
独学で挫折する人が、スクールに通うことで目標を達成したできたという話はよく聞きます。
もちろん、スクールには指導者がいるのだから、独学よりも達成しやすいのは当然と言えるでしょう。
しかし、学生の頃を思い出すと、A先生だと全然わからなかったことがB先生だととても分かりやすかったという話が頻繁にあったと思います。
よくよく振り返ってみると、教えることがうまい先生は脳の刺激がうまかったなと感じます。
独学では足りないアハ体験も、共感性との相乗効果によって脳をより効果的に刺激していることも大きな要因であると考えています。
そして、この脳への効果的な刺激こそが冒頭にあげた教育に必要なエンターテイメント性だと考えています。
エンターテイメント性の実現
このエンターテイメント性の実現は、それほど大それたことではありません。
普段のコミュニケーションにおいて「いかにうまく教えるか」だけではなく「いかに楽しく体験してもらうか」を意識することがとても重要です。
そして、以前私の記事でも紹介しましたが、CodeCampにはホスピタリティの高い先生がたくさん在籍してくださっています。
参考:これからプログラミングを始めようとしている人へ @サービスの裏側紹介編
今後も、ホスピタリティの高い先生方と、より高いエンターテイメント性を実現しつつ、学習者の目的がより高いレベルで達成できるように受講者の皆さまと向き合って行こうと考えています。
それでは良いプログラミングライフを!