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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #106
こちらの続きです
『アフターショック』
色々あって、狩人の私がウィンターホールド大学のアークメイジに就任することになりました。ということで、学内の生徒や先生たちに挨拶をして回ります。
同級生のジェイ・ザルゴを見つけました。ジェイ・ザルゴはアークメイジの座を狙っていたようです。
「アークメイジのローブはジェイ・ザルゴが思っていたように着心地が良いか?」
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そんなことより、ジェイ・ザルゴにはあの試作品についてクレームをつけなければ。
「巻物を試したんですけど」
「おっそれで?すごかったか?」
目をきらきら輝かせながら感想を待っています。
「爆発したんですが。そういう仕様だったんですか?」
「いや、違う。そんなはずはなかった。でも…ジェイ・ザルゴはお前が無事と分かって嬉しい。五体満足でいてくれて!こんな事までしてくれるなんて、お前は良き友だ。ジェイ・ザルゴはこの恩を忘れない」
巻物をたたきつけて怒りをぶつけたい気持ちもありましたが、そのように言われると怒るに怒れません。
「まあ…頑張ってくださいね」
「ここの砂は冷たいが、お前がいるとカジートは温かく感じるよ」
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ファラルダ先生はトルフディル先生がマスターウィザードに就いたことについて率直な感想を告げていました。
たしかにミラベル先生に比べるとマイペースなところもありますが、きっとその経験や寛容さから良い仕事をしてくれると私は信じています。
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サールザルで発掘の仕事をしていたアーニエル・ゲインさんがいたので、何か公務がないか尋ねてみると、もったいぶりながらも最終的には依頼してくれました。といっても公務ではなく『個人的なプロジェクトの一環』とのことなのですが…
「どうなるかも分からないような段階なんだ。だが、非常に興味深い結果が見えてきている。あと必要なのは、それを裏付ける実験結果だけだ」
その実験にはドゥーマー・コグに使われている技術が必要なようで、10個ほど回収してほしいとのことでした。
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今後ドワーフ遺跡に立ち寄ることがあったら回収してきましょう。
「ところで、どんな研究なんですか?」
「悪いが、この研究の正確な性質は教えられない。しかし、実に価値がある事だけは確かだ。調べたいドゥーマーの装置が他にもあるんだ。決して危険はない…少なくとも、普通ならばな。それと…これは、ここだけの秘密にしといてくれ」
一応アークメイジとして学内で行われている研究については一通り把握しておきたいところなのですが…まあ、ドゥーマーの装置の研究は珍しくもないので、黙って協力しましょう。
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幻惑魔法の先生であるドレビス・ネロレン先生は、少々変わり者ではありますが悪い人ではありません。
「マグナスの目は、我々の手元から失われた。もしあれば、どれほどの事を学べただろうか?」
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学術的な価値は確実にありましたが、それよりも世界の平穏が大事ですからね。サイジック会が引き取ってくれたことは間違いなかったと思っています。
「手を貸せる仕事は何かありますか?」
「大学の周辺には魔法エネルギーの集束点が数多くあり、そこが汚染され始めている。浄化が必要だ」
「えっ、それは大変ですね。わかりました、協力します」
「よろしい。この特別な手袋を使うと、エネルギーの集束点が見え、直接それらを調べられるようになる。それで浄化して、終わったら手袋を返しに来てくれ」
「わかりました」
「だが、十分に注意してほしい。この作業では… 予期せぬ事が起きる可能性がある」
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どういう仕組みで何が起こるのかわかりませんが、とにかくこの手袋があればなんとかなるみたいです。やってみましょう。
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なかなか洒落たデザインです。手袋をはめると、確かに不思議な力を感じる気がしました。
秘術の集束点なる場所は三か所。学内で煌々とともる灯明です。
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手袋をはめた手をかざすと、一瞬光が燃え上がるように立ち、すっと落ち着いて消えました。
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その後も集束点と思われる場所に行っては手袋をはめた手をかざしました。灯明は反応していますが、これがマグナスの目による影響なのかいまいち実感のわかないまま三か所で仕事を終え、ドレビス先生の下へ戻ります。
「集束点の、その…浄化が終わりました」
「ああ、浄化されたようだ。すでに差異を感じられる。誰もがそうではない。自分は他の者より、こういう類にはるかに精通しているからな。」
「そ、そうですか」
「礼を言う。協力に感謝している」
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その後、トルフディル先生が無くしたという蒸留器を見つけて届けると、とても感謝されました。
「どうだ?アークメイジとしての初日は」
「自分でも色々見て回ってはいますが…何か知っておいた方がいいことはありますか?」
「実は…アークメイジ、知っておいた方がいいことがある」
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トルフディル先生は深刻そうな顔で「ウィンターホールド内での問題が明らかになった」と言います。
「何か騒ぎにあったようだ。情報によれば、”マグナスの目”によって放出された力はすべてが入らず、スカイリムのこの辺りで混ぜ合わさってしまったようだ。マグナスの杖はまだあるのだろうな。近々あれが必要になるだろう」
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ウィンターホールド内にマグナスの杖に納めきれなかったエネルギーが悪さしているようです。
アラネアさんを連れて情報をもとに人気の無い雪山を登っていくと、見覚えのある青白い光が見えました。
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我々が近づくと光は膨張し、中から異形魔法が飛び出してきました。
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マグナスの目を振って光の下へ魔法を当てます。異形魔法はアラネアさんに任せ、燃え上がるような光に向かって怯まず魔法を当て続けます。
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そうしているうちに、光を収束させることができました。エネルギーが消え去ったことを確認し、マグナスの杖に魂石をこめ、トルフディル先生の元へ戻りました。
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「混乱は収めましたよ」
「最高の知らせだ。もしこれ以上拡大したら、大学にとっても厄介な事態になっただろう」
亡くなってしまった前任のアークメイジ、サボス・アレン先生はスカイリム全土とウィンターホールド大学の和解を目指していました。その意思は私も引き継いでいきたいところです。
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マグナスの目とサボス先生が残したウィンターホールド大学の問題を狩りとっていくこと。これこそ私がアークメイジとして選任された意味ということなのでしょう。