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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #62

こちらの続きです

『ハーシーンのトーテム』


 相変わらずウェアウルフの作用である不眠は続いており、シンディングの一件以来さらに悪化しているような気すらします。
 
 ソリチュードの自宅のバルコニーでぼんやりしていると、アエラさんが話しかけてきました。

ねっむ…

「ジョルバスクルに戻って仕事をする気はない?」
「同胞団の仕事ですか」
「そう。あなたはコドラク直々に選ばれた、歴史ある同胞団の現リーダーであることは間違いない。それでもたまには姿を見せないと示しがつかないわ。知っているでしょう?気の短い連中の集まりなのよ」

 それもそうですね。狩人としての仕事もいくつか残っていますが、そちらは先延ばししても問題はなさそうです。アエラさんの助言に従い、しばらくホワイトランのジョルバスクルで同胞団の仕事をこなすとしましょう。

ジョルバスクル

 そういうわけでジョルバスクルに来ました。久しぶりの出社です。

ただいまー

 同胞団のメンバーに一通り挨拶をして回り、最後にアエラさんの元へ戻ってきました。
「おつかれさま」
「何かやるべきことはありますか?」
「スコールとコドラクが、トーテム・ハーシーンについて話してたのを聞いたことがあるわ」

トーテム・ハーシーン?

「見た目は何の変哲もない物だけど、ウェアウルフの力をかつてない方向へと導くアイテムよ。コドラク自身が治療薬を捜し始めた時点で、たぶんスコールはもう言わなかったのね…彼の持ち物の中から、見た事もない本を見つけたの。トーテムに関する本よ」
 トーテム…いったいどんな効果があるのでしょう。
「要塞の近くにいる情報筋から、奴らのひとりの居場所を聞いたような気がするわ。一緒に行きたい?」
 ウェアウルフの力を導くアイテム…正直、ウェアウルフの力については今私が最も持て余しているものではあるので敬遠したいところですが、アエラさんにとってはこの上ない宝であることは間違いないでしょう。
「行きましょう」
「協力して狩るわよ」
 なぜかアエラさんが少しほっとしたように見えました。

はーい

ハエマールの不名誉

 不思議な名前の洞窟までやってきました。

馬に乗った狩人がいる

 中はそれほど広くありませんが、吸血鬼のアジトでした。アエラさんと協力して進んでいきます。奥まで進んでいくと、像が飾られた広い空間に出ました。

なんだ?

 犬を連れた女性…かと思いましたが、よく見ると男性のようです。なんの神なのかわかりませんが、吸血鬼が信仰していた形跡をみるに、おそらくデイドラ王でしょう。

誰?

 立派な宝箱の中に、棒のようなものを見つけました。これが探しものでしょうか。

 アエラさんに「探しているのはこれですか?」と見せると、目を輝かせて言いました。
「スコールの古文書にある、トーテムの説明と完全に一致するわ。アンダーフォージに持って行きましょう」

はーい

 アンダーフォージに戻ると、壁に添えつけられた祭壇のひとつに置くよう言われました。

ここか

 トーテムを置き、そこに祈りをささげると、不思議な力が体に流れ込んだ気がしました。しかしいまいち何が変わったのかはピンときません。

『狩りのトーテム』

 アエラさんは膝をつき、仰々しく祈りを捧げ始めました。もしかしたらウェアウルフに変わらないと効果は表れないのかもしれません。

熱心…

 その後、もうひとつのトーテムも手に入れました。

太鼓みたいな

 二つ目のトーテムは別の祭壇に置きます。

『兄弟のトーテム』

 その後何日かは別の仕事をこなしました。
 ヴィルカスさんの初めてのドラゴン討伐につきあったり――

かわいい

 ショールスト―ンで家の中で暴れるクマを倒したり――

この後なぜか家主に怒られた

 洞窟に巣食う蜘蛛の大群を毒を食らいながら駆除したり――

うえぇ

 同胞団の見本となるよう私なりに頑張りました。
 その間、アエラさんは一人でトーテムの情報収集に勤しんでいたようで、ある日いつものように声をかけると、少し疲れの見える表情で言いました。
「とうとう最後のトーテムを見つけた、と思うんだけど」

あら

「大丈夫ですか?」
 私が心配すると、ふっとニヒルに笑いました。
「簡単に手に入る情報じゃなかったけど、代償はつきものよ。耐え難い痛みもね」

 アエラさんのトーテムに対する執念は本物です。仲の良かったスコールさんが生前やろうとしていたことを形にしたいという願望もあるのでしょうが、ウェアウルフとしての力を手にしたいという気持ちもよほど強いのでしょう。
 そして、私にその仕事を手伝わせようとすることにも、何か意図を感じざるを得ません。

わかりました

 最後のトーテムを求め、険しい山道を登ります。

ヒィヒィ

 やがて天気も変わり、山から見下ろすスカイリムはまさに絶景でした。

美しい…

クリアスプリングの小湖

 さらに山道を登り続け、小さな湖を見つけました。一息ついていると、木々の合間を縫って駆け抜けてきた鹿の後を、二人の狩人が追いかけていきました。

きれいだなぁ
狩人が二人も…

 鹿やキツネ、羊も多く、ここは狩人にとって格好の狩場なのかもしれません。
「この辺りに洞窟があるはずなんですが、知りませんか?」
「あぁ、それなら…」
 教えてもらった通りに切り立った崖を駆け下り、洞窟を見つけました。

ここかぁ

 中に入ると、正面にいきなりトロールが待ち構えていました。

 クリティカルショット!

ズバーン

 その後、宝箱を見つけてウェアウルフ・トーテムを回収。アエラさんにも確認してもらい、最後のトーテムだと認めてもらえました。これですべてそろったわけですね。

骸骨?

 祭壇に『狩りの弓』が置いてありました。お供え物なのでしょうが…あまりに美しいのでもらって帰ります。

ほえー

 普段使っている『古代ノルドのしなやかな弓(上級)』よりは殺傷力が劣りますが、とにかく軽い!連撃もしやすそうですし、動物相手なら十分使えそうです。

早く鍛治スキル上げて鍛えたいなぁ

アンダーフォージ

 さて、ホワイトランに戻り、アンダーフォージの祭壇へ最後のトーテムを奉納しました。

『恐れのトーテム』

 アエラさんが祭壇の前に跪き、真剣に祈りを捧げます。私はその光景を眺めることしかできませんでした。

 今回はアエラさんの熱意に寄りそうためにすべてのトーテムを手に入れましたが、トーテム自体には何の興味も湧きません。それどころか、これによってウェアウルフとしての力が増してしまうことを恐れてもいます。

 ずっと迷っていましたが、今ならはっきりとわかります。私はウェアウルフの力を受け入れ、誇りにして生き抜くことはできないのです。コドラクさんが願ったように、ウェアウルフではなく人間として死んでいきたい。

(ごめんなさい、アエラさん)

 祭壇に向かうアエラさんを一人残して、アンダーフォージを後にしました。

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