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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #81
こちらの続きです
イヴァルステッド
イヴァルステッドを見回っていると、製材所から女性が不機嫌そうな顔で歩いてきました。話を聞くとこの辺りに出没するクマに悩まされているとのこと。私が狩人であると気づくなりクマを駆除し皮10枚を持ってくるよう依頼してきました。
このテンパ・ワイド・アームさんはこの村の材木商を営んでいるそうなのですが、よほど腹に据えかねているらしく、クマの数が減れば喜んで報酬を弾むと約束してくれました。
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テンパさんと別れ、山に続く橋の前までやってくると、ノルドとウッドエルフの男性が会話していました。
「また七千会談を上がるところか、クリメク?」
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クリメクと呼ばれたノルドの男性は首を横に振ります。
「今日はダメだ。ハイ・フロスガーに登る準備ができてないからな。あの道は危険だ」
「グレイビアードはそれを待ってるんじゃないか?」
「はっきり言うと、わからないんだ。修道院に入る事をいつ許されるのか。いつかはそんな日が来るといいが」
ハイ・フロスガーは橋が続く高い山の上にある建物です。クリメクさんは七千階段と呼ばれる険しい山道を登り、頂上のハイ・フロスガーにいるという”グレイビアード”に物資を配達しているようです。
グレイビアードといえば、実は初めてドラゴンを倒した際、ホワイトランの首長から彼らに会いに行くよう進言されていたのですが、あまり興味を持てず無視していて、そのまま忘れていました。
会話を終えたクリメクさんに話しかけて、ハイ・フロスガーやグレイビアードについて聞いてみました。
「あそこには何度も行ったが、グレイビアードの連中は一度も見た事がない。気にしてなかっただけかもしれないが」
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クリメクさんによれば、グレイビアードの人々は”スゥーム”と呼ばれるものを極めており、一言つぶやくだけで相手を殺すこともできるのだとか。しかし彼らは平和的に見えるとのこと。
「だが刺激はしない方がいいと思う」
強い力を持ち、七千階段の頂上に引きこもる集団。一体何者なのでしょうか。少し興味が出てきました。今は他にやることが山積みなので、気が向いたらハイ・フロスガーまで行ってみたいと思います。
『はっきりした頭』
ファルクリース
リフテン水産のヴィリヤさんづてに、ファルクリースのグレイブ調合薬店ザリアさんからの依頼を請け負い、釣り上げたガラスフィッシュを届けに上がりました。
「あなたの努力に感謝するわ。ほら、受け取って」
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手紙には100Gとありましたが、魚の状態がよかったためか、二倍もの報酬をもらえました。
「ありがとうございます。それと、手紙にあった”個人的な依頼”というのは?」
「これよ。助けてほしいの」
ザリアさんから手紙を渡されました。読んでみるとファルクリースの首長シドゲイルからの手紙でした。
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手紙によれば、首長の元に『証拠保管庫から”スクゥーマ”が消えた』という報告が上がっており、その容疑者として一人の衛兵に当たりをつけているそうです。しかし彼はただ目に見えて勤務態度が悪いというだけで、証拠はありません。そこでザリアさんに『透明化薬』を調合しスクゥーマの瓶へ詰め、信用できる者にその衛兵の所まで運ばせるよう託してほしい――そのようなことが書いてありました。衛兵が証拠品のスクゥーマをくすねて仕事もままならなくなっているなんて、市民に知られては大変なことです。首長はこのことを内々に治めたいと考えているようで、透明化薬によって懲りた衛兵が立ち直ってくれれば、と寛大な処置をうかがわせる文が並んでいました。
スクゥーマといえば依存性のある薬物です。たまに通りすがりの売人から売買を持ち掛けられたりしますが、スカイリムでは違法薬物として禁止されています。
ふぅむ。シドゲイル首長、これが実際に彼からの指示だとしたら、やはりただの怠け者ではありませんね。
もちろん首長の署名を使った執政の独断とも言い切れませんが、リフテンとは違い、きちんと政治が機能しているのは間違いないでしょう。
「わかりました。仕事が終わったら戻ってきます。衛兵が教訓を学ぶといいのですが」
「ええ。幸運を祈るわ」
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ザリアさんから受け取った瓶を手に、ファルクリース兵舎を訪ねます。
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中に入ると、柱に背中を預けてぼんやりしている衛兵を見つけました。私を見ても何の反応も示しません。おそらく彼が容疑者の衛兵でしょう。
「転がっていたスクゥーマの瓶です。処分を任せていいですか?」
違法薬物を拾ってしまった、という体で話しかけると、突然元気になりました。
「もちろんだ」
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衛兵は意気揚々と瓶を手に兵舎の奥へ入って行きました。こっそり後をつけていきます。
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すると、衛兵の姿が忽然と消え去りました。
「何と恐ろしい!こんな事はあり得ん」
パニックに陥った衛兵は叫びますが、姿は見えません。置かれていた桶が急に倒されたりして、走り回っていることはわかります。
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「ああ!神よ!」
何もない場所から男の嘆く声が響き、そうこうしているうちに衛兵の姿が戻りました。衛兵は息も絶え絶えに自分の身体を見回しています。
「大丈夫ですか?」
「何か…おかしい…少しの間…横になるよ…」
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衛兵はふらつきながら寝床へと戻っていきました。
まさかスクゥーマの中が透明薬にすり替えられているとは思いもよらないでしょうから、きっとあれがスクゥーマによる幻覚だと思い込んでいるでしょう。そのままでも恐ろしさにもう手を出すことはなくなるでしょうし、仕掛けに気づいたとしたら自分がしていることがバレていることにも思い当たるでしょうから、これを機に証拠品からスクゥーマをくすねることはなくなるに違いありません。これで更生し、ファルクリース衛兵として真っ当な仕事を出来るようになれば、彼にとっても明るい未来につながることでしょう。
ザリアさんの元へ戻り報告します。
「見事ね。ずいぶん役立ってくれたわ。ほら、報酬よ」
首長が成功報酬として用意してくれたという『環境の指輪』というものを渡してくれました。
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とても価値のある指輪です。今使っている弓術の指輪には代えられないので、自宅に保管しておきましょう。