調布祭タイピング選手権レポート!
この記事はタイパー Advent Calendar 2023の6日目の記事です!
先日はtken@配列オタさんの「配列沼をちょっと振り返る」が公開されました!
明日はorihさんの「タイピング依存症からの脱却方法を考えてみた」が公開されます!
初めまして、タイパーの3の倍数です!
先日、電気通信大学の文化祭「調布祭」で行われたタイピング選手権に参加してきました!
ので!初大会レポートを書きます!
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです!
準備期間編
予選
予選について話す前に、まずは今回の大会を軽く説明させていただきます。
先程も申し上げた通り、この大会は電気通信大学の文化祭である「調布祭」の一環として行われたものとなっています。
予選での使用ソフトはタイピング速度測定(以下タイ速)、本戦ではWeatherTypingを使って行われました。
ルールは16名のトーナメント方式、ベスト8からは電気通信大学の講堂で試合を行うという豪華仕様です。
はじめ告知を見たときは「11月は比較的忙しいし、参加しなくてもいいか……」とスルーしていたのですが、普段仲良くさせていただいているisseiさんに誘われ、深夜テンションで出場を決めました。
そしてそのままタイ速をプレイ。
長らくプレイしていなかったこともあり、数回で自己ベストを更新。
そのまましばらく続け、S+9まで伸ばして提出をしました。
ノリで参加したこともあり、通過するかどうか分からずかなり不安でした。
しかし蓋を開けてみれば通過。
一安心したところでTwitterを開くと……
あるぱーさん、goeさんの参戦。
goeさんはツイートから来るかもと予想はしていましたが、あるぱーさんに至っては予兆が一切なかったので、かなり驚愕。とても驚愕。
トップタイパーの方々に会える喜び半分、本戦で当たるかもしれないという不安半分でした。
練習期間
そして時は流れzoomでのルール説明会。
細かいルールを聞かなければ対策のしようがないので、この説明会はかなり重要でした。そして肝心のルールがこちら
7ワード先取 2セット先取 正確性縛り85%
独自ワード 事前配布なし
前者はさほど問題ではありません。短縮ルールといったところでしょうか。
問題は後者の事前配布なしの独自ワード、つまるところ初見ワードです。
競技歴の短い自分にとっては初めての経験。恐怖でしかありません。
しかし勝つためにはなんとかして対策をしなければいけない。
……といってもやることは1つだけ。
WeatherTypingの「公式ワードサーバ」を打ちまくる。
「公式ワードサーバ」とは、WeatherTypingのサーバ上にアップされたすべてのワードが詰まった無法地帯です。
一度出たワードが二回目出ることは少ないので、実質的に初見文練習になります。
これを実践のルールでひたすら打ちました。
お陰で短期間で認識がかなり鍛えられたと思います。
これで勝つる。
本戦編
会場到着
そして気づけば大会当日。
当日はisseiさん、めたるさん、ゆっきーさんと合流して会場に向かいました。
1回戦目の会場は大学の教室。
自分にとってはかなり新鮮でした。
後ろの机に椅子がついてるのがすごかったです。
タイパー以外は電気通信大学の学生さんが大半だったと思います。(教員の方もいらっしゃいました)
タイパー組でお互いのキーボードを打ち合ったりしていると、続々と参加者が部屋に入ってきます。
あるぱーさんが入ってきたときは湧きました。
goeさんのときは風格がすごくて逆に静まりました。
さすがトップタイパー、オーラが違う。
そして運営さんによるテストプレイが行われたのですが、そこでも衝撃の事実が発覚します。
1つ目、音がない。
WeatherTypingには打鍵音やワード取得時の音があり、特に後者は次のワードが出てくるタイミングを測るのに重要なので、それが無いのは正直辛いです。
しかし直接打鍵に影響が出るわけではないので、さほど問題ではありません。
2つ目、ワードが長い。
少し長いどころじゃないんです。かなり長い。公式ワード1やv4の2倍はあったと思います。
ここまで長いと認識が非常に難しい。自分はうまく対応できていた……と思います。
3つ目、句読点あり。
自分はこれが一番キツかったです。
とても長いワードに句読点あり。句読点なんて一切対策していません。
読点はまだ大丈夫だったのですが、最後の句点まで意識を回せず打ち逃してワードを取られた時もありました。
初見文、少し変わったルール、普段と違う環境、そしてこの特殊ワード。ここまで辛い辛いと言いましたが、見たときは「この程度ならなんとかなる」と楽観的に考えていました。
初戦(win)
ベスト16。あっという間に初戦です。
一試合前にめたるさんが勝利していたこともあり、ここで負けたらどうしよう、とかなり不安でした。
お相手はおそらく電通大の学生さん。開始前に寿司打で練習していらっしゃったのですが、かなり速い。人の指の動きを見ることがあまりないので、相当プレッシャーでした。
不安とプレッシャーの板挟み。しかしここで押しつぶされては1の倍数です。
1セット目。
本当に何事もなく快勝。
危なげのあるプレーもなく、非常に安定した試合運びをできたと思います。
記憶が正しければ700kpmには乗せることができました。
初見文でこれなら非常に良い。
そして2セット目
途中ワード側にミスがあったものの一旦続行、そのことに少し頭を割いてしまったのでかなり不安定にはなってしまいましたが辛勝。
そして試合後にワードのミスを報告して席に戻ろうとしたのですが……
運営さん「ワード側に不備があったのでやり直しでお願いします。」
周りや自分たちが試合終了ムードであったこと、ミスがあったワードはお相手が取得したこともあり、てっきり終わるかと思っていたら再試合。
驚きはしたものの了承し再試合スタート。
少し気が抜けていたこともあり、かなり接戦でした。
序中盤でかなり崩れてしまい、もう少しで負けてしまうというところをなんとか立て直し勝利。
試合後にお相手の方から「実は試合前にTwitterを見させていただきました」と言っていただいて嬉しかった思い出。
やったぜ。
タイパー組は全員危なげなく1回戦目突破。あるぱーさんはお相手の方がいらっしゃらなかったので不戦勝です。
goeさんの試合は圧巻でした。思わず声を出してしまいそうになりつつ、目は釘付け。お金払ってでも見たいような素晴らしい試合でした。
アフラックホールへ移動
2回戦目、ベスト8です
ここからは場所を移して講堂「アフラックホール」で試合を行います。
700人以上入るビッグな講堂です。観客の方はちらほらといった感じ。
ここまで大きなステージに立つのは人生初。しかし緊張より楽しみが勝っていました。参加者の中で自分が一番緊張していなかったかも。
控室では電通大の学生さんも交えて、非常に和やかな空気で過ごせました。
タイパーコミュニティのこと、キーボードのこと、タイピング歴、出身地etc.
本当に様々な話題が飛び交っていました。
初戦の会場が緊張感漂う空気だったこともあり、その差もあって本当に楽しかったです。
2回戦目(win)
2回戦目のお相手は初戦同様電通大の学生さん。
不戦勝で通過した方なので、すでに手が温まっている自分が少しだけ有利。
Logicoolの青軸キーボードかっこよかったです。
舞台に上がる際は堂々と振る舞うことを意識しました。
アイコンを真似てピース!
少々やりすぎな気はしますが、これくらい堂々と振る舞えば自信もつくし、場も盛り上げられるしで良いことづくめです。
そんなこんなで試合スタート。
試合内容に関してはあまり書くことがありません。
初戦に比べて圧倒的に安定していました。
プレッシャーに弱いが緊張には強い性格が味方してくれたのでしょう。
適度に緊張感があったおかげで油断もせず臆することもなく、フルパワーとも言える速度で打つことができました。
めたるさん VS あるぱーさん。あるぱーさんが勝利。若年組とレジェンドの戦いということもあり、待機室はとても盛り上がっていました。
isseiさん VS ゆっきーさん。isseiさんが勝利。実力差があまりないこともあり大接戦。とても熱い試合で見応え抜群でした。
goeさん VS 電気通信大学の学生さん。goeさんの勝利。2回戦まで上がってきた学生さんなのでとても速かったのですが、goeさんが圧倒的な実力で勝利です。
3戦目 (lose)
準決勝です。お相手はあるぱーさん。レジェンドです。
歴も経験も技術も圧倒的に格上の相手。勝機は0に等しいと思っていました。
しかしここで諦めては2の倍数です。全力でぶつかります。
自分の強みは安定感と正確性、いつも通りこの2つで圧をかけて勝つ方針にしました。
そして入場。
ピース1つじゃ足りないと思ってダブルピース!!
自信と元気は100点です。
そして気になる試合内容ですが……
圧倒されました。数ワードは取れたものの常にペースを握られっぱなし。
正確性でも負け。92%ほど出したはずなのに負け、それでかなり焦りが出てしまったと思います。
特に2セット目、でないと思われていた1000kpmを叩き出され動揺。短いワードが少なく、句読点もあるのでそれまではでていませんでした。
そのまま完敗。やっぱりレジェンドはすごい。
退場前に握手を交わせました。やったぜ!
isseiさん vs goeさん。goeさんの勝利。
安定感の高いisseiさんがgoeさんの圧で崩れてしまっていたことが印象的です。初速と加速の圧は尋常じゃない……
決勝観戦(あるぱーさん vs goeさん)
そして決勝戦。ここでルールが変更。3本先取の90%縛りになりました。
初速と加速力でペースを握ろうとするgoeさん、安定感でそれから逃げるあるぱーさんの構図。本当に接戦でした。
一度展開を取ったgoeさんは本当に恐ろしい。まさしく初速の悪魔です。
あるぱーさんも安定感と速度で切り抜けていきます。90%縛りも活かしてうまく立ち回っていました。
結果はgoeさんの勝利。文句なしのベストバウトでした。
自分はゆっきーさん、isseiさんと舞台袖で観戦していたのですが、今までとはレベルの違う戦いにみんなで大盛りあがり。
それと同時に日本トップクラスはここまで強いのか思い知らされました。
賞品授与とその後
その後は賞品の授与式でした。ベスト8以上は全員Amazonギフト券が貰えるという話だったのですが、その中でもベスト4に入った人はステージ上でもらえるとのこと。
いざ舞台へ。待ってろアマギフ。
しかしアマギフはここでは贈呈されず、貰ったのはマザー牧場のペアチケット。全く聞いていなかったので驚きです。けど嬉しい。家族で行きます。
決勝に残った二人にはマザー牧場に加え、サンリオピューロランドのチケットも贈呈されていました。
その後、控室に戻り選手全員にAmazonギフト券が配られました。これを書いている今現在Amazonブラックフライデーが開催されています。リストレストでも買おうかしら。
また、参加賞としてZONEが2缶配られました。
エナドリはあまり飲まないけどやったぜ!
最後はみんなで写真撮影をしたり、軽く談笑した後解散しました。
感想
調布祭タイピング選手権。初めてのオフライン大会だったのですが、最高の思い出になりました!
色々なタイパーさんと会えて、お話できて、戦えて、本当に貴重な経験になったと思います!
ルールが普段とは違う大会だったので、あまり練習していなかった認識の対策をしました。その結果認識に磨きがかかり、普段のタイピングにもかなり活きています!
それを考えると特殊ルールもあり!
もし次開催されるとしたら、今回より多くのタイパーが集まってよりレベルの高い大会になると予想しています。
けど次も絶対出る!なんなら優勝……は難しいかもしれないけど、今回よりもいい戦いができるよう、今から鍛錬を積もうと思います!
改めて運営の方々、選手の皆様、ありがとうございました!