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アルバイト(引っ越し編)
さて、今日もアルバイトの話をします。
私の中で一番印象に残った仕事ですね。何でかと言われると、
これ以上きつい仕事はないと思ったからです💦
かれこれ15年以上前の話ですので、今はもう少し改善されているとは思いますが、はっきり言って「ブラック」です。今回はそのへんの話をしていこうかなと思っています。
まず、なぜ引っ越しのバイトをしようと思ったか。
当時、私は大学生でした。このバイトを始める以前に飲食店で働いていましたが、授業の関係もあってなかなか思うように働くことができませんでした。
そこで、土日に効率よく稼ぐ仕事はないかなあと考えていたらこの仕事にたどり着きました。
◯1日の仕事の流れ
6:30頃 出勤 引っ越し作業に必要な資材の準備
8:30〜 1件目の引っ越し作業開始
12:30頃 1件目の引っ越し作業終了
移動しながら休憩
13:30〜 2件目の引っ越し作業開始
17:30頃 2件目の引っ越し作業終了
18:00頃 事務所に戻って車内の清掃
18:30頃 バイト終わり
文章を読んでいって「あれっ?」と思った方もいらっしゃると思います。
まず、だいたい拘束時間は12時間。閑散期であればこれより早く帰れることもありますが、基本的に12時間以上働いてました。現在ならもうすでに問題になると思いますが、この時間では残業代はもらえません。
名目上、実働時間(引っ越し作業をしている時間)が8時間というだけであって実際は準備や移動時間もあり長時間勤務は避けられません。にもかかわらず、残業代がもらえるのは20:00以降で24:00を過ぎた時間はもらえないという鬼畜のルールでした。しかも、1時間でたった750円!!
私が働いていた当時、日給1万円スタートでした。働く前までこんなに稼いだことがなかったので、何も思いませんでしたが時給に換算すると800円程度になるため全然割に合いませんでした。
さらに繁忙期になると朝の6時から夜中の1時まで働くことがありましたが、
日給1万+残業代3千円(750×4h)÷19時間(拘束時間)=時給約684円となりもっと割に合いませんでした。
今考えると、筋トレ💪するために働いてたのかなと思うようにしてます。ちょっと後悔…
◯社員に与えられた地獄のシステム
引っ越し作業中にどうしても起こってしまう荷物の破損。基本的に起きてはいけないことだとは思うのですが、細心の注意を払っていても残念ながら発生することがあります。
そうなった場合、誰が費用を負担するのでしょうか。それは、現場の責任者であるドライバー(社員)です。もちろん、社員が全くかかわっていない破損(バイトの子が故意に荷物を落としたなど)は起こした本人の負担となりますが、基本的には社員の給料から天引きされてしまいます。
もし、高額な破損が起きてしまった場合、例えば運転中に居眠りし高速道路の外壁を壊してしまったとします。そうすると、何百万という修理代金になるため一時的に会社が負担してくれます。(一応、保険とうたっています)
ところがその後、きっちり給料から天引きされるため当事者は返すまで会社をやめることができない、まさに「アリ地獄」となるのです😱
この話は、私が仕事中に聞いた話なのでどこまで真実かは定かではありません。ですが、とにかく無茶苦茶なシステムの会社だったことは間違いありません。
このアルバイトは一年くらい続けましたが、絶対社員にはならないぞ!と固く心に誓ったことは今でも記憶に残っています。
でも、無駄だったとは思っていません。この仕事を経験すればたいがいの仕事は楽だと思えます^^;それが一番の収穫です。
これを読んだ方は、ぜひ引っ越し作業員に大変な苦労をしながらやっているんだとねぎらいの気持ちをもっていただけると幸いです。
できたら、ご祝儀(チップみたいなもの)を渡していただければ大変喜ばれます。私もそれを期待しながらやってました(笑)
ただ、またあの頃に戻れたらもう二度と引っ越しのアルバイトはやりませんけど…
私の話は以上です🖐
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