実は職人技
今はあまり見かけなくなったかもしれません。
それは、出前の配達時にホンダのスーパーカブでオカモチをもちながら配達する光景です。
オカモチの例↓
私が通い続けているバイク屋の近所には、なじみの定食屋があります。
休日のお昼時になると、注文してから2時間くらいかかってしまうこともしばしばあり、自分で取りに行くこともあります。そのさい、バイク屋のスクーターを借りてお店まで行きオカモチを片手で持ちながら持ち帰っていきます。
今でこそ慣れたものなので難なくできますが、初めて持ち帰ったときは「えっ!!」と思いました。
片手でオカモチをもちながらバイクに乗るのはけっこう難しいのです。
当たり前のことですが、バイクにはタイヤが二本しかなく走り続けていないと倒れてしまう乗り物です。
また、体の重心がわずかでも変わると簡単に左右どちらかに傾こうとします。
そんな状態なのでオカモチをもちながら走り出した瞬間、もっている方向にいきなり倒れ込もうとします。
私の場合、右利きなのでオカモチは左手でもちます。なので、頭や体の重心を思いっきり右側に寄せながら発進🛵します。
曲がるときも細心の注意を払わなくてはいけません。
いつもの感覚で左折しようものなら、すごい勢いで傾いてしまいます。逆に右折は意識しないと曲がってくれません。
しかも、オカモチってけっこう重いんです。さらに、料理がはいっているわけですからバランスをとるのも一苦労💦
私は一回運ぶだけで、腕がパンパンになってしまいます。
そんな経験もあってか、オカモチをもって配達している方を見るととても尊敬のまなざしを持ってしまいます。
みなさんも、街でそんな方を見かけたらぜひ心のなかで「ご苦労さま」と思ってあげてください。
以上