184.悪戯
https://note.com/3ayako/n/n438b5ed22d96
こんにちは
「1.初めまして」の記事を
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184.悪戯
シロコさんが我が家に来た頃に
鬼灯様を連れてきて私に会わせてくれた
鬼灯様がなんという神様だとかそういうのは言わず
ただ我が家にいきなり真っ黒のお狐様が居られて
ちょっとびっくりした
狐の神様や神使さんにはその頃は既に
お会いした事があったりして
白い姿や色に混じり色味がある方や
狐そのものの姿のお色の方とお会いした事があったが
真っ黒の方は初めてお見掛けしたので
少しだけ緊張したのを覚えている
シロコさんはコタツに足を突っ込んで
ノートパソコンを開いている私の背後に来て
鬼灯様を私に紹介してくれた
軽く挨拶を終えようとした時に
シロコさんが鬼灯様に向かって言った
「最近の挨拶は肩に顎を乗せるんだ」
えっ!?
と思った瞬間に私の肩にはふわっとした感触と
軽い重みを感じた
うわぁーーーーー!!!!!
と結構大きめの声で叫んだと思う
叔父が悪戯なんてする訳が無いと疑なかった
鬼灯様が真後ろで固まっていた
その横で声を殺して笑っているデッカいヤツ!!!
真面目な鬼灯様は私の動揺ぶりに
謝罪をするべきか叔父の顔を立てるべきか
物凄く困った顔をしていた…
それから暫くして
鬼灯様が我が家にも慣れた頃に
手相の見方の話になった
師匠は手相を見るふりをして手を触れた事で
透視の様な形で相手のその後を話せる事を伝えるそう
手相を見る事に長けているという鬼灯様は
どうなのだろうと聞いてみたら師匠と同じ答えだった
ちょっと私の手相を見てよー!
と軽く聞いた私に
ちょっと戸惑う様子の鬼灯様は
物凄く丁寧に触れる事の了承を得て見てくれた
何でそんなに触れる事に慎重なんだろう?
と思って思い至ったのが
鬼灯様は平安時代を生きた人神様
あの時代は未婚の女性に触れるなんてそうそう無く
物凄く慎重をきす事だった
そして上記に書いたシロコさんの悪戯…
真面目でしかも
異性に触れる事に慎重な時代を生きた方に
なんていう悪戯をしたんだと
改めて呆れました!!!
鬼灯様トラウマになってるやん…!
因みに狐と人の間に生まれたので
狐の姿にもなる事が出来て
色を選べたので黒を選んだそうです
色味って選べるの!?
其処もなんだか謎ですねー!
184.悪戯