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2025年最新版:ドイツ留学における滞在許可・住民登録など事務手続きの時系列ガイド


はじめに

2023年9月〜2025年3月の期間、ドイツのカイザースラウテルンにあるDFKI(人工知能研究センター)にインターンシップとして半年間留学していました。

留学の体験記はこちらに書いています。
→ https://www.omu.ac.jp/assets/01_report-kenkyu2023.pdf

ドイツ留学では、滞在許可や住民登録、保険の手続きなど、事務的な作業が非常に多いです。このブログでは、留学前・留学中・留学後に時系列順で「何をすべきか」をシンプルにまとめます。
詳細な手続きのやり方はネット上に多くあるので敢えて割愛し、ここではスムーズに進めるための「流れ」を重視しました。

Twitterでも書いているのでそれをnote化したものです。↓

1. 留学前にやるべきこと

基本準備

パスポートの確認:有効期限が6ヶ月以上残っているか確認。
航空券の手配:帰国便を予約しなくても日本出国できるが、航空会社によっては指摘される場合もあるので要注意。

通信手段の確保

• ドイツ到着後すぐに使える通信手段として、ahamoがおすすめ。到着後2週間は特に問題なく利用可能。
• それ以外の選択肢として、多くの人がAmazonで「Three」の30日間使えるSIMを購入しています。

学生ビザ(滞在許可)の準備

日本でできることはやっておこうの気持ち。
証明写真2枚を用意。
医療保険:おすすめは「Mawista Student Classic Plus」(月34€)。公的保険(TKなど)は約100€と高額なので高い。
住民登録用紙(滞在許可とは別なので注意)を書いておく。
滞在許可申請書を書いておく。
学校の入学証明書:取得可能な場合、日本で用意。現地でしか取得できない場合は渡航後に対応。ぼくは現地でしか用意できなかったので、ドイツで取得した。研究所のインターン生として留学してるけど大学に一応1セメスターだけ入学して授業とかは取ってない。研究ビザよりも楽。

資金証明の準備

閉鎖口座を用意して資金証明書を準備:奨学金がない場合は、閉鎖口座に934€×Nヶ月分の資金を入金して証明書を取得する。
閉鎖口座は「Expatrio」が1番オススメ。
expatrio.com/?f=rikuh2
• 奨学金を利用する場合は、英語版の証明書を日本で用意しておく。

銀行口座(普通口座)の開設

Wise1択!過去主流だったN26は2023年7月以降、日本からの新規登録が不可になったため注意。物理カードも取得すれば、世界中で手数料なしで現金を引き出せる。
→ http://wise.com/pay/me/rikuh40

予約が必要な手続き

住民登録の予約:現地で早朝に直接出向く方法もあるが、余裕があるなら事前予約がベスト。ぼくは予約なしで早朝に市民局突撃。
外国人局の予約:同様に事前予約が望ましいが、現地で対応する方法も可能。これもぼくは予約なしで早朝に突撃。
戸籍謄本や住民票の取得:基本的には不要だが、万が一のために日本で準備しておくと安心。ドイツで取り寄せるのは面倒なので。

その他

最低100€の現金:ドイツでは案外現金を使う。レート的に銀行や空港よりもチケットショップが良い。
DB Navigatorのインストール:これでドイツの電車チケットを買える。
日本と違って改札は無く、定期的に駅員さんが電車内を巡回してる。チケットを買ってなかったら罰金60€

2. 留学中にやるべきこと

到着後の初動

住民登録(Anmeldung):現地での住民登録は最優先事項。これを済ませないと、滞在許可申請や銀行口座開設が進まない。
大家さんにあなたが住むことを証明する書類をもらってから市民局に行く。
ぼくは1人目に弾かれたけど、3時間並び直して次の担当者では成功。
日本と違って担当者ガチャがあるので注意。
滞在許可申請:登録後、外国人局に出向いて申請を行う。必要書類を忘れずに。
シールタイプかカードタイプを選べる。シールタイプの方が半額だし、その日で終わり。カードはもう1度行って受け取らないといけない。

Simカード

• スーパーAldiのAldi Talkがオススメ。月6GBで8.99€。

閉鎖口座(Expatrio)のアクティベート

• 滞在許可書とパスポートを使ってビデオ面接。英語が通じないと切られるけどめげずにがんばる。担当者ガチャを回してたらいつか良い人に会う(ぼくは2回目で行けたけど同期は10回近く回したw)。

旅行のTips

Deutschland-Ticketユーレイルパスがオススメ。特に、ユーレイルパス
(ぼくのいる州では学生証を持ってると州内はタダで電車に乗れるので)。

3. 留学後のフォローアップ

日本帰国時の準備

ドイツでの解約手続き:閉鎖口座、Sim契約、医療保険、アパートの契約等の解約を忘れずに行う。
特に、アパート契約は帰国3ヶ月前に申請するのが普通なので、帰国後も無駄な家賃を払わないためにも要チェック。
住民登録の抹消:Anmeldungの抹消手続き(Abmeldung)を実施。これを怠ると、後々手続きに支障が出る場合がある。やらなくても問題なかったという話も聞くけど素直にやろう。

海外での経験を次に活かす

• 留学中に築いた友人たちとは定期的に会おう。ぼくは留学中にお世話になったインド人の結婚式に招待いただいたので、会社休んでインドまで行った。人生楽しもう!

おわりに

ドイツ留学では、事務手続きが多く、スムーズに進めるための計画が重要です。このブログが、これから留学する方々の手助けとなれば幸いです。最新情報は常に確認しつつ、余裕を持って準備を進めてください!


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