エンジニアにとって大切なのは勉強、そして広くアンテナを張ること 楽しんで技術を学ぶことが仕事にも生かされ、いい意味で「仕事=遊び」になっています~社員インタビュー#18
トリプルアイズ公式noteでは、過去の社内報の記事もご紹介しています。
今回は2021年6月号、社員インタビュー記事に掲載させていただいたFさんをご紹介します!
エンジニアにとって大切なのは勉強、そして広くアンテナを張ることだとお話しくださいました。最近は「仕事=遊び」になり、自宅にあるモノを設置されているそう!
ぜひご一読ください!
トリプルアイズの好きなところ、いいと思うところを教えてください
先輩社員がとても優しいことです。業務で困ったときなど、とても優しく教えてくださいます。私も誰かが困っていたら力になりたいと自然と思います。そういう、いい循環のある会社だと思っています。
また業務後の飲み会など、普段お話しできない先輩と話す機会もあり、参加した際はとても楽しかったです。親しみやすく優しい人が多いのは、福原前社長がそういう方だったからというのもあるかもしれませんね。福原前社長の人柄に惹かれて入社した人も多いのかなと思います。
また社内アンケートで投げかけた「テレワーク手当」が実現したことも「おお!」とうれしく思いました。仲の良い同期の間で話題になり、一緒に提案してみました。こういった話を聞いてくれる場がつくられたのもいいなと思います。
入社年と、現在の業務内容を教えてください
2018年に新卒で入社し、今年4年目です。エンジニア志望で入社しました。専門学校ではパソコンネットワーク科で勉強をしていました。コマンドの打ち方やプログラムの書き方は知っていたものの、どうプログラムが動いているかという原理の部分は分からない状態だったので、実質的には未経験でのスタートでした。現在はインフラ構築業務を担当しています。インフラを担当する社員の割合は少なく、少数精鋭のメンバーで取り組んでいます。
業務で大変だったことを教えてください
力仕事や深夜仕事があるのがインフラ特有の大変さです。プログラミングを書く人はPCがあれば完結できると思いますが、インフラではPCにプラスしてサーバなどの機械が必要です。このサーバが30キロ近くあったりと重かったりします。持ち上げたり、支えて設置したりする作業は力仕事です。さらにお客様に納品するものなので、傷がつかないように丁寧な扱いが求められます。はじめのうちは扱いに慣れず苦労しました。経験を重ね、今では10kg程度のものであれば一人でラッキングができるようになりました!
またデータセンターでは早朝4時に作業がスタートするような業務もあります。そういう場合は終電に乗りデータセンターに入館、3時間の待機時間という不規則な勤務時間になることもあります。
データセンターはスマホ持ち込み禁止、インターネットにも接続できない環境です。ただただサーバの音が鳴り響く空間で3時間待つという体験はつらかったです。初回はそんな環境だという前情報がなかったので、現場に行って驚きました(笑) 2回目以降からはメモ用紙を持ち込んで絵を描いたり、資格の勉強をしたりしています。
どんな時に仕事にやりがいを感じますか?
自分の仕事が大きな意味を持つということを感じる瞬間です。
普段インフラの機器を目にする機会は少ないと思います。そういった機器は通常データセンターなどで厳重に管理されているので、日常生活のなかで目にすることはありません。しかし、いつも会社で使っているサービスやセキュリティを支えているのはこの見えない機器です。これらに直接触り、自分が設定して、毎日正常に動いていることを思うと「すごい仕事をしているんだな」とやりがいを感じます。
以前、金融系の業務でインターネットの接続障害が起きてしまい、お店でクレジットカードの決済ができなくなるという事象がありました。その際、障害が起きるとどんな事態になるのかということが理解できました。同時に「こんなことを起こしてしまいかねない、大きな仕事をしているんだ」と実感しました。
今後の展望を教えてください
いまはネットワークの構築を中心に担当しています。今後はネットワークの設計部分や、物理サーバの構築、AWSなどのクラウド技術にも挑戦していきたいです。
また金融系のお客様をメインで担当しているものの、実際に現場ではどんな業務が行われているかという知見が浅いので業務知識をつけていきたいと思っています。
4月から社会人がスタートする方へ、メッセージをお願いします
学生時代は勉強嫌いの人も多かったかもしれません。しかしエンジニアは日々勉強、新しいことを吸収し、学びつづけていかなければならない仕事です。既存の技術から新しい技術まで、常にアンテナを張ってください。
私もはじめの頃は勉強が嫌いでした。しかし仕事をするなかで勉強の必要性を感じ、自分に合う勉強法を模索するようになりました。最近はオンライン勉強会によく参加します。個人のブログで技術を発信している方もたくさんいますし、情報はあふれています。自分に合った学び場を見つけるとだんだん楽しくなってきます。
特にお勧めなのは、技術の師匠を一人見つけることです。困ったとき、「この人に質問すれば解決する!」という存在を見つけておくといいですよ。
ぜひ自分に合った勉強法を見つけ、アンテナを張り、がんばってください。
最後に…趣味がたくさんあるそうですね!
はい、多趣味です! おもしろいことが好きで、気になったことはなんでもやっちゃいます。
演劇鑑賞、読書、スポーツ観戦、市民の吹奏楽団に所属しているのでトロンボーンを吹いたり、好きなVTuberの配信を観たり。最近自宅に仕事で使うようなネットワークの機械を設置したので、それを触って遊んだりもしています。ここ一年くらいで集めたもので、ファイヤーウォールの機械、スイッチ、届いたばかりのサーバなど各種インフラ機器が揃っています。外からはほとんど接続をすることができなくなっていて自宅のセキュリティは万全です(笑)
業務では使わないけれど知っておいたほうがいい技術もあるので、触る機会をつくりたいと思って揃えています。
最近、お客様から「こういうコマンドあるんだっけ?」という質問を受けました。テレワークの日だったので自宅の実機で確認し、「こういう風にすれば解決すると思いますよ」とお答えするのに役立つ場面がありました。楽しんで技術を学ぶことが仕事にも生かされ、いい意味で「仕事=遊び」になっています。
ただ、いま心配なのは夏場の機器管理です。春からエアコンを回すほど排熱がすごいんです。暑すぎると機械に悪影響なので、対策を考えないといけないと思っています。持ち家であれば業務用のエアコンを導入するなど対策のしようもあると思います。我が家はワンルーム賃貸なので難しく…。もうこうなったら『サマーウォーズ』*1の世界にしようかなと思います(笑)
*1:2009年公開、細田守監督のアニメ映画。サーバを冷却するため大きな氷の塊で取り囲むシーンがある
もし持ち家だったら業務用のエアコンを自宅に…⁉ Fさんのインフラ機器にかける情熱が伝わってきます。インフラの世界、奥深い!