見出し画像

エッセイ|私は今日も生きてて偉い

私は今日も。

もうすぐ私の生徒会の任期が終了する。
私はもともと校則が変えたくて、生徒会に入った。
私に投票してくれた、皆の気持ちを踏みにじった気がして
生徒会のことを考えるたびに、少し気が重くなる。
私は生徒会長としてほとんど仕事できなかった。
最近は学校も休みがちで、
朝起きるのがしんどい。
学校をやめたいって思うようになってきて、
やっぱり私には合わなかったのかもしれないと考えてしまう。

ただでさえ私立でお金がかかっているのに、
新課程ということもあり、
教科書をほとんど買いなおしたり、
体操服や上履きも色が変わるので一新している。
にも関わらず両親は、

「やめたいなら、やめれば?好きにしなさい。」

本当に不出来な娘で申し訳ない。
同じクラスの友達は、

「一緒に修学旅行行こうや!卒業もするで!」
「おはよーー!学校来れたん偉いね~!!頑張ろうね!」

沢山応援してくれるし、沢山褒めてくれる。
私は恵まれすぎている。

消えない不安と後悔

自分がどうしようもなく醜くて、死んでしまいたい。
ぐるぐると嫌な気持ちが、
ストーカーのようにまとわりついてくる。
終わらない宿題に悩まされる毎日もなれたものだ。
やらなきゃいけないのはわかっているのに
一向にやる気が出ず、
そんな自分に腹が立ち、
謎の吐き気に襲われ、
最終的には泣き出してしまう。
なんで、こんなこともできないんだろう。

「何かがあって、というわけじゃないけど、
 ずっと何かがあって、気持ち悪くなるんです。」
「う~ん、じゃあお薬かえようか。」

病院で相談しても薬が増える一方で変わる感じがない。
それに薬の副作用でまた学校に行けなくなる。
副作用はそれだけじゃない。
お箸を持つ手が震える。
頭にずっともやがかかってる状態。
辛い。どうしたらいいのかわからない。

自分と向き合う

私は薬を飲むのをやめた。
もしこれでまた、学校に通えなくなったら、
それに合わせた薬をもう一度処方してもらうし、
実はもう薬を飲まなくても平気かもしれない。
薬を飲まないことによって
逆に不安になる気もする。
けれど、ものは試しにやってみようと思う。
闘病する身になってからわかったことだけど、
本当に未来が見えなくて、真っ暗。
未来どころか今自分がどこに立っているのかもわからなくて、
いつも不安と隣り合わせ。
毎日生きるのに一生懸命で、
他のことなんか考えれなくなる日もある。
だから、私は今日も生きてて偉い。

明日がきっと「うまくいく」おまじない
toi,toi,toi.



いいなと思ったら応援しよう!