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⑦ しょうがい共済、入るならいつがいいの?

 34・39・44歳で入るのが良いと思います。
これは掛金が
35歳未満→月額9,300円
40歳未満→月額11,400円
45歳未満→月額14,300円
と5年ごとに上がるからです。
仮に43歳で入ると、44歳で入るのに比べ65歳まで12カ月多く払うことになります。
月に14,300×12なので、171,600円多く払うことになります。
もちろん、43歳で入って数カ月後に亡くなってしまう場合も
考えられなくもないですが、可能性は低いでしょう。
42歳ならさらに12カ月って感じで掛け期間が増えます。
なので、親が65歳以降に亡くなることを想定すると
トータルのかけ金は安い方が良いので44歳がおススメです。

●親が20歳とか30歳、若い時に入るのはどう?
仮に親が20歳とかでも入れるのですが、入らない方がいいです。30歳でもです。
20歳で入っても34歳で入っても、掛金は月額9,300円です。
20歳で入ると65歳まで掛けることになります。
9300円×12カ月×45年=5,022,000円です。
34歳で入ると3,459,600円で済みます。
150万円以上も掛金が変わります。

早く入っておくと、親が若くして亡くなった時に役立ちそう…って思うかもですが
そういう方は
・34歳まで待って入る。
・親が若くして亡くなるリスクには、ネット生保の死亡保険に加入で対応。
がおススメです。
ネット生保でしたら、20歳でも30歳でも
死亡時2,000万円の死亡保障・男性の場合で月2,000円以下です。
女性の場合はもっと安く入れます。

仮に20歳の時にネット生保で2,000万円の死亡保障に入り
共済を始めるまで14年間、掛けたとします。
1,600円×12カ月×14年=268,800円です。
34歳加入と比較し、掛金トータル150万円差を考えると、約1/5くらいの掛金で済みます。

掛け捨てにはなりますが、共済から始めるよりも
かなり安く親亡き後の保障を付けれます。
仮に33歳の方も、4/1時点の年齢が34歳になるまで
一年間だけネット生保の死亡保険で対応する方が、お得になります。

●45歳はダメなの?
34・39・44歳、いずれのタイミングでも
かけ金トータルは345万から360万くらいですが
45歳になるとトータルが一気に上がります。

45歳で入ると、月額が17,300円。
44歳で加入→14,300円×252カ月(21年間)=3,603,600円
45歳で加入→17,300円×240カ月(20年間)=4,152,000円
その差548,400円も多く支払うことになります。

その差も問題ないようでしたら、45歳以降は、いつ入ってもいいです。
掛金、貯蓄額、仕事の安定性、親子それぞれの健康状態、親子の年の差、控除
それらのバランスを考えて、プラスになりそうなら加入されれば良いと思います。
45歳以降は、年齢に応じた掛金額を20年間掛ければ、その後は免除になります。

受ける利益と支払いを考えること。
加入した方が良い人、加入しない方が良い人の記載を参考に
判断いただければと思います。


●54歳だとどうなの?
しょうがい共済は64歳まで入れます。
54歳ですと、掛金18,800円×240カ月で4,512,000円です。
20年間の加入期間が必要なので、74歳まで支払うことになると、長いですよね。
例えば稼ぎの良いフリーランス、経営者や開業医で、そのぐらいまで働くぞ!
って考えてる場合や、不動産所得が老後もあるって方は、
所得も高いし控除も使えるしでいいかも知れません。
ただ、そういう方は珍しいですよね。

あと、高所得者で遅めに結婚してできた子が障害児だったって場合。
これですと、親子の年齢が開いているので
親亡きあと、子が受給できる期間が長くなる可能性が高く、良いかもです。
親子の年齢差が大きいというのは強みとも考えれます。

次の記事は
⑧ しょうがい共済、いつ頃どこで手続きすればいいの?



【目次】
① 障害者扶養共済制度(しょうがい共済)を知ったきっかけ

② しょうがい共済ってどんなの?

③ しょうがい共済のメリットは?

④ しょうがい共済のデメリットは?

⑤ しょうがい共済に加入した方が良いと思うケース

⑥ しょうがい共済に加入しない方が良いと思うケース

⑦ しょうがい共済、入るならいつがいいの?

⑧ しょうがい共済、いつ頃どこで手続きすればいいの?

⑨ しょうがい共済に思うこと

⑩障害者扶養共済制度(しょうがい共済)加入完了




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