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詩) 窓

間違えた時点に帰ろう
本音もなにも跡形もなく
完成したと思いたくて
しつこく熱中したふりを
あなたの言うとおりなんて
気づいたのはいつだろう

押し付けてしまった
ひと真似を覚えたわたし
甘えを栄養にしてもっと
進むことはできるだろうか
傷ついたことばから
あなたに戻りたかった瞬間
風が吹かなかったのは
窓を開けていなかったから

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