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詩) 温泉

ひとりで生きられる世界なら
見晴らしのよさを喜んで
海を眺め温泉であたたまり
わたしは時空を独りじめ
湖のほとりで時間を忘れ
陽を浴びたければ移動する
気儘な衣装ですっとぼけ
他人が来たら去ってみる
明るい世界は眩しくて
一人でいられないようなとき
ふんいきを大事にして
誰かと一緒に過ごした日
話をしてもしなくても
物語は必要なくなる

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