くるみゆべしと座右の銘 〜かんのやのCM〜
私の今現在の座右の銘は、あるCMのキャッチフレーズである。 私の住む福島県には素晴らしい菓子屋さんがいくつもある。私が好きなのは、くるみゆべし。中でも、「かんのや」のくるみゆべしは美味しい。 そんな会社のCMをみなさんはご存知だろうか。 「ひとつひとつ おいしくおいしく ゆっくりゆっくり かんのや」 このフレーズが読み上げられるシンプルなCMは、私の座右の銘となっている。わたしはここに人生のヒントが隠されていると思うのだ。 まず、ひとつひとつというフレーズ。 私たちの人生に飛び級は無いんですよね。毎日のうち、できれば避けていきたい日は誰しもあるでしょうが、それをスキップすることは出来ません。結局のところ、今現在を積み重ねていくことでしか私たちは未来に進むことができない。「Back To The Future」に出てくる、タイムトラベルできるデロリアンもまだ開発されてないですからね。やっぱり目の前のことをひとつひとつこなしていくのを続けていくことが、2024年に生きる私たちができることだと思います。 次に、おいしくおいしく。 どんな感情も深く味わって生きていくこと。じっくり自分の中の感情と向き合う時間も、たまには大切なのかも?と20歳を超えてやっと思い始めた。 人生きっとスパイスあってこそ美味しいもので、苦味や辛味があることで、どこかにある甘味がより引き立つということもあると信じたい。個人的には蒙古タンメン中本カップラーメンver.のキャベツとかそんな感じがするな。辛いスープの中に、甘いキャベツがたまにあるのが美味しい。人生もそうだといいな。 三つ目、ゆっくりゆっくり。 誰かにそう言ってもらえたら、私のペースで良いんだなって思える気がしている。 実は、私は大学をゆっくり卒業することになっている。入学と同時に世界がコロナ禍になって心身ともに病んでしまい、休学することになったのだ。身長172cmにもかかわらず体重が40kg台になった。立ちくらみが酷くて、湯船から出るのさえやっとだった。 あの頃は何もできない日が続いたけど、そんな過去があるから今があると思うことができている。 今日は何も出来なかったという日だって、明日のために充電したと思えば少しは前向きになれるのではないでしょうか。 最近、かんのやのCMとリンクしそうな曲を見つけた。Mr.Childrenの「ひびき」だ。 「幸せなんか そこら中いっぱい落ちてるから 欲張らずに拾っていこう」と、桜井和寿さんは歌っている。 「ひとつひとつ ゆっくりゆっくり おいしくおいしく かんのや」 人間は毎日というものに「ひとつひとつ」向き合って、自分の時間を「ゆっくりゆっくり」味わえたときに、やっと人生を「おいしくおいしく」感じられるのだと思う。 世界最高齢としてギネスブックに載っているフランス人のジャンヌさんは122歳まで生きたらしい。この寿命が私にも適用されるなら、現在22歳の自分には100年もの時間が残されていることになる。100年あったら何ができるだろうか。人生良くも悪くも長いんだから、将来なんて一生かけて迷っていけば良いんだよ、きっと大丈夫。人生はなるようにしかならないし、なんとかなる!そう自分に言いきかせて今日も頑張ろう!
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