真に受けること

自分が成長していたとき、共通していた心の持ち方がある。

「誤魔化さず、その現実を真に受け、改善に向け努力すること」

逆に人に嘘をつき、自分にとって不利益な記憶を良いように書き換えたときは成長できていなかった。

こんなエピソードがある。

就職活動での出来事。私は内定というものが欲しいあまり、たくさんの企業を受けた。落ちるのが怖くて、落ちた現実を受け止めることが怖くて、第一志望というものを明確に定めず、公言することもなく続けていた。それは紛れもなく第1志望に落ちる未来が怖かったから。受かったところを第1志望だと言い聞かせる方が気持ちを楽にできるのではないかとも思う。そんな臆病な就活をした結果、いつもとは違う感覚に陥っている。今現在就活を終えた身であるため、失敗とは言い切れないが、今までの進路決定後の気持ちとは大きく異なるように感じている。(まあこっからっしょ!)

逆に現実を素直に真に受けた経験として高校から大学の勉強のエピソードが挙げられる。

高校受験次、模擬試験の判定は合格圏内とは程遠いE判定(合格確率20%以下)。それでも私はその現実に目を背けることなく、周りにも第1志望を公言してできる努力をした。その末合格。合格以上の成長を遂げることができた経験だ。
高校入学後、校内模擬試験での323人中321位をとった経験。(校内偏差値が20くらいだったため、おそらく後ろ二人は欠席、実質ダントツの最下位であったと思う。)今思えばかなりの進学校であったため、E判定から逆転合格をした自分にとっては当然の結果だったとも思える。しかし、このときは相当に落ち込み、この結果を素直に受け止め行動に移していた記憶がある。その結果、苦手で大嫌いだった勉強も次第に楽しくなり、指定校推薦で難関私大に進学することになる。

この真に受けられなかった経験と真に受けて裸の状態で努力した経験。今後の人生の決断時期、成し遂げたいことのために努力するとき、様々な場面ではどんな現実も素直に「真に受ける」、そして努力して成果に結びつけたい。

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