絵に残された価値
ネット記事の情報なので
信憑性については不確かだが
この波は間違いなく
絵の世界にもやってきている
Twitterやpixivでは
AI絵師と名乗る者
も出てきており
流れるタイムラインには
AI作品なのか一流の絵師の作品なのか
もはや見分けがつかない
おそらく今後、
数年以内いやもう既に?
AIで作られた背景やモブキャラを
アニメの世界でも
ゲームの世界でも
僕らの気づかぬところで
目にしてるかもしれない。
つまり、
①背景絵師さんの仕事は無くなる?
アニメやゲームなどの背景は
その作品の世界観を決める
大切な役割を持っている
しかし、AIの登場で
仕事がなくなるか
単価(価値)が下がる
可能性があると
僕は考えている
どうしても
その絵師さんにしか描けないタッチ
があったとしても
AIに学習してもらえば
どんなシチュエーションも
描けてしまうかもしれない
背景絵師さんの仕事は
学習のためのサンプル背景を描く
AIが描いた背景を修正する
これだけになってしまう。
時間や労力が減る
と言うことは
ことを意味する。
つまり、
どんなに作品が素晴らしくても
大半の日本人が
労働の対価
クォリティの高さ
の物差し
しか持っていないのだ
②作品のクオリティ(見た目の美しさ)では勝負できない
作品のクオリティに関しては
2つの視点がある
1
AIに絵師の作品を
学習させてしまえば
一定のクオリティ
も担保されてしまうから
絵の見た目の美しさでは
価値の差別化
が出来なくなってくる
絵師がどんなに時間をかけて
スキルを磨いても
AIが学習すれば
一瞬で描けてしまう
絵師の仕事は
AIによって描かれた
自分風の作品の
修正をするだけ…
自分が描いた風の絵
が作品して残ってしまう
自分が描いたものではないのに
言葉を選ばずに言えば
自分の作風をパクられた作品が
堂々と世の中に出され
後世に受け継がれてしまう
想像しただけでも
バカバカしい不条理
を感じざるを得ない
僕は昔
Tシャツのデザイン
を請け負ったりしてた頃があって
その時、
知人からの依頼で…
そう。これが
アパレルのものづくりの実態
でもあるが
この依頼がきたとき
僕が感じたのは
言葉にできない
そんな風に思ってそれ以来
その仕事を一切やめた。
それに似た感情が生まれる
背景絵師の仕事を
誰がやりたいと
思うのだろうか?
2
映えは飽きられる
インスタ映え
この言葉を
1番最近耳にしたのはいつですか?
インスタを見回せば
キレイな画像は当たり前
pixivやTwitterのタイムラインは
クオリティの高い美少女の絵が当たり前
うぉ~~映え~~~
うぉ~~萌え~~~
なんて言葉は
一切聞かなくなった
つまり、
と言うこと。
だから
人は絵に対して
うわ~キレイ~
うわ~すご~~い
と言う感情を越えて
この絵欲しい~~~買いたい!
とはならないのだ。
絵師さんの販売戦略として
自分の絵をグッズにして販売
があると思うが
僕が言いたいのは
Tシャツやマグカップにすれば
売れるじゃん!
ではない。
それは
むしろ絵の価値を下げている
Tシャツには
すでに服としての価値が存在している
だから
そこにプリントした絵は
むしろ
付加価値に甘んじる
つまり
絵の価値はただのオマケだ
グリコのオマケや
ビックリマンチョコのシール
なら
オマケの方が
価値は高いが
そうではない。
絵、そのものの価値
を高めなければ
絵師はもう
食べていけない
では
絵に残された価値とは
なんなのか?
僕は
絵から明確に伝わる
メッセージとストーリー
だと思う。
バンクシーのように
世の中の不・否・非の感情
を代弁する作品
ラッセンのように
圧倒的な存在感のなかにある癒し
そのような
明確に伝わり、共感される
メッセージやストーリー
が不可欠だ。
最後に
僕が好きな背景絵師さんを
ご紹介する。
「東京幻想さん」だ
数百年後、いや数十年後には
廃墟になっているかもしれない
そんな幻想を抱かせてくれる
東京幻想さんの作品
でも実は
作品の中に希望を感じて欲しい
と言う思いが込められている。
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