現実と自分だけの色眼鏡で見える世界の差
仮にあなたが、とある商品を販売している営業マンだとしましょう。
お問い合わせの電話があり、商品説明すると購入意欲満々の状態です。
さて、この人はあなたにとって「良い人」でしょうか?逆に「悪い人」でしょうか?
多くの人は「良い人」だと答えるはずですが、本当に相手は良い人なのでしょうか?
今回は「現実と自分だけの色眼鏡で見える世界の差」についてお話します。
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人間は誰でも、自分に都合の良いものは「良い」、逆は「悪い」と判断してしまいます。
宝くじは当たると思うのに、飛行機の墜落事故には遭わないと勝手に思い込んでいます。
この歪んだ思い込みを「正常性バイアス」と呼びますが、意識しなければ常に働いている脳の歪みです。
本当に正しいことなのか、もしかすると間違えているのかを冷静に判断しなければいけません。
冒頭の質問では、営業マンにとって購入者は良い人だと思えます。
しかし、購入後にクレーマーに豹変した場合はどうでしょうか?
最初は「良い人」だと思っていたのに、実は「悪い人」にシフトするかも知れません。
自分の都合だけで相手を判断していると、正しく相手を見ることができません。
青い色眼鏡を掛けると、世間は青く見えます。
赤い色眼鏡をかけると、世間は赤く見えます。
掛ける眼鏡の色によって見える世界は変わります。
正しく見る場合は、色のない眼鏡がオススメです。
正常性バイアスはまさに色眼鏡です。
特に「自分の都合」という色眼鏡には要注意!
営業マンにとって売上は大切な数字ではありますが、クレーマーを生み出していては損失ばかり増えるでしょう。
商談時に相手をしっかり冷静に判断できるとクレームを防ぐことも可能です。
調子の良いことばかり言って、あとからクレーマーにななるパターンもあります。
正常性バイアスという色眼鏡を外し、しっかり相手をみて判断するようにしましょう。
本日は以上です、ご清覧ありがとうございました。
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