金額のマジック「コントラスト効果」を利用しよう!
単純に「高い!」「安い!」だけで判断されてしまうと、いくら価値のある商品でも思うように売れません。
決して「詐欺」を推奨するわけではありませんが、詐欺師は高額な商品をいとも簡単に販売します。
その理由は、購買者の心理をよく知っているからです。
今回は、高いものでも安く見せる方法についてお話をします。
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日本でもよく利用される金額差を利用した「松竹梅ランク分け」。
松が一番高く、梅が一番下の価格に設定しておくと、竹が最も売れやすいと言われます。
梅では下過ぎて心理抵抗があり、松では高すぎる為に無難な真ん中の竹が選ばれます。
因みに松竹梅の価格差は「松:竹:梅=5:3:2」が理想だと言われます。
3種類のランク分けをすることによって、購入者に選択の楽しみを与えつつ、しっかりと商品の差別化をしながら誘導している良い事例となります。
見せる順番は絶対に上位ランクの松から見せて、竹、そして梅の順番です。
逆に見せてはいけません。
実はこの3種類に分けと見せるには、心理学的にも深い意味があります。
最初に高い金額を提示すると、「アンカー(判断基準)」としての相場観が脳裏に焼き付きます。
その金額と比較して安く見せなければいけません。
詐欺師が利用する高額販売の多くは、最初に法外な金額の商品を見せます。
壺一つが1000万円というものを最初に提示し、その後に1ランク下の100万円の壺を見せると「安い」と感じるのです。
もちろん「壺100万円」は明らかに怪しい商品ですが、しっかりとした説明があれば高額商品でも販売可能です。
単純に壺100万円は高額ですが、1000万円にくらべると1/10の価格です。
しっかりとした価値があり、納得して頂ければ購入に繋がります。
もちろん、詐欺商材や詐欺商品の販売はご法度ですが、良いものを安く販売する必要はありません。
ご自身の持つ商品やサービスにしっかりとした価値を付けて、出来るだけ高額で販売するようにしましょう。
1円でも高く販売し、購入者の満足度を上げることは商売人として大切なことです。
金額のマジック「コントラスト効果」を普段から有効利用しましょう。
本日は以上です、ご清覧ありがとうございました。
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