【第五弾】ABC理論:「他人と比べることを手放す」ありのままの自分を受け入れるまでの道のり
はじめに
「人と比べてしまう」――そんな経験はありませんか?
私自身、気づかぬうちに他人を見下すことで自分を保とうとしていました。その裏側には、自信のなさと根深い思い込みがあったのです。
この記事では、その心の流れを ABC理論 を使って振り返り、手放すまでの道のりをお伝えします。
ABC理論とは?
まず簡単に説明すると、ABC理論は次の3つから成り立っています。
• A(Activating event):出来事や状況
• B(Belief):その出来事に対する思考・解釈
• C(Consequence):思考が生み出す感情や行動の結果
私たちの感情や行動は 「A(出来事)」 ではなく、「B(解釈)」 によって生まれているという考え方です。
過去の思い込みとABC理論での分析
子供の頃、モテなかった私はこう感じました。
A(出来事): 女の子にモテない。
B(思考・解釈): 「モテないのは見た目が悪いからだ。」
C(感情・結果): 自信がなくなり、人を見下して自分を保とうとする。
今振り返ると、B(思考・解釈) の部分がただの 思い込み だったのです。
• 「モテない理由=見た目」というのは、自分が勝手に作り出した解釈であり、事実ではなかった。
• それなのに、その思い込みが「自分は見た目が悪い」というコンプレックスを生み出し、他人を見下すことで自分を守ろうとしました。
気づきと解放:B(思考)を変える
ABC理論では、B(思考・解釈) を見直し、より現実的で前向きなものに変えることで、C(感情・結果) が変わります。
今の私なら、次のように解釈を変えられます。
A(出来事): 女の子にモテない。
B(新しい思考・解釈): 「モテないのは見た目だけが理由じゃない。人との関わり方や自分の自信の持ち方に原因があったかもしれない。」
C(新しい感情・結果):
• 「じゃあ自分の良いところを大切にしよう!」
• 「自分のありのままを受け入れて、人との関わりを楽しもう。」
この新しい解釈に気づけたことで、私は 「もう人を見下す必要も、比べる必要もない」 と感じられるようになりました。
ありのままの自分で生きる
思い込みに気づき、解釈を変えることで心は軽くなります。
もう無理に自分を守る必要はありません。
過去の私に、今ならこう言ってあげたい。
「そのままでいいんだよ!充分イケてるじゃん!」
読者へのメッセージ
人と比べたり、自信のなさから人を見下してしまうことは、誰にでもあります。
でも、その 思考(B) を見直し、現実的で前向きなものに変えることで、心は驚くほど自由になります。
• 「自分は自分、人は人」
• 「ありのままでいい」
これに気づき、実践するだけで、もっと生きやすくなります。
締めの一言
「人と比べることをやめて、自分の思考を見直したら、人生はこんなにも軽やかになる――そんなことを今、僕は感じています。