日々の生活に経済的自立を
FIREというのは行き過ぎた生活スタイルだと思っています。私は子育てを優先したくたまたまFIRE状態になっていますが、資産運用だけで働かない生き方というのは一部の人の一部の時期には最高の生き方でも誰にでも薦められる生き方だとは思えません。
ただ「経済的自立」という仕組みは多くの人にとって良いことだと考えていて
「一食分の夕飯を株主優待で賄う」
「毎月の携帯電話代分を配当金で賄う」
「毎年の家族旅行分を配当金で賄う」
みたいな感じで小さいかもしれないけど部分的に「経済的自立」を生活に組み込んで暮らすことは人生を豊かにしてくれますし、少しづつ経済的自立の芽を育てていくことは誰にでもできると思っています。
今回は、私のしてきたチマチマとしているけど後々大きなインパクトをもたらしてくれた経済的自立の方法を紹介したいと思います。
元々細かな出費が多い浪費家だった
私は元々結構浪費家でした。浪費家と言っても、高級ブランドや高級車など大きなものを買うわけではなく、コンビニに1日2回、ランチは外食、スタバやカフェも大好きでよく行っていて平日は1日2〜3000円位は使っていた程度です。都内勤務だったので美味しいお店も多くよく飲みにも行っていました。
転職して地元で働くようになり、職場で昼食が出る環境になってから「これまで結構浪費をしていたな」と思うようになり節制を開始。平日も休日もタンブラーを持ち歩くようになりコンビニに行くこともなくなりました。
節約したお金で1株投資を開始
そして「節約したお金を原資にネオモバ証券で1株投資を始めよう」と決めたのでした。
「節約したお金を原資にネオモバ証券で1株投資を始めよう」
というコンセプトは我ながらとても素晴らしい案でした。
とにかく、株式投資の原資が節約した「使わなかったお金」ですから仮に含み損が出たとしても損失という概念が存在しないからです。
こうして私は数日おきに、高配当または株主優待のある業績が好調な株を買い続けました。ヒューリック、三菱商事、伊藤忠、ニッスイ、壱番屋、マミーマートなどなど30社ほどの会社の株を数百円〜数千円という単位でチマチマ買い続けました。
投資総額が20万円位になると配当が3%位あるので年間6000円(税引き後4800円位)を受け取れるようになります。
ここまでくると「これで家族の携帯電話1ヶ月分は賄えるな」と小さな経済的自立を実感して嬉しくなるわけです。
2年続けるうちに100万円を超えるようになりました。
チマチマ買っていた個別株の中から優待が受け取れる100株に到達するものも出てきます。
例えば丸亀製麺を運営するトリドールからは半年に1回3000円分のお食事券が貰えます。半年に1回丸亀製麺での食事分経済的自由を手に入れられることになるわけです。
2024年9月現在、この口座は660万円ほどに育ち、年間配当は約15万円、優待でもらえる時価は58400円と年間20万円分の経済的自立をもたらしてくれるようになりました。
ここまで来ると家族旅行1回分くらいは賄える規模です。
こんな感じで、どれだけお金がなくてもチマチマ投資をし続ければゆっくりでも経済的自立の芽を大きくしていくことができます。
どこか別の機会に銘柄の選び方やある程度成果の出る投資タイミングなどを紹介したいとは思いますが、今回はここらへんで終わりにします。