ひと月のプライドを保つ夜
こんばんは。今日もお疲れさまでした。
しばらく連絡をとっていない人に、私はいつも「Hello」と送ります。返ってこなくてもそれは仕方なくて、連絡が返って来たらLuckyだなといつも思うのです。
男性というのは、余程酷いお別れをした人以外は、大体何ヶ月たっても何かしらのリアクションを返してくれるものだと知りました。
「何ヶ月もほったらかして何してたの?」
「元気?」
「なんかあった?」
反応は様々ですが、彼らは律儀なものです。
そんな話をしていたら、ボーイフレンドは好奇心からそれを実験していました。どのくらいの期間、連絡を入れなくても女性は許してくれるのか?
彼の結論は1ヶ月でした。それ以上なんの連絡もしていなかった彼女たちは返事を返す事はありません。
自分のことに置き換えます。何ヶ月なら私は許すのか?
それはきっと親密度にもよるのです。でも、1回しか会っていない人が、2回目をねだるのに、1ヶ月以上は待たないでしょう。私が2回目に会うのを渋っていたらその男性は言いました。「会いたくないのに、引き伸ばすなんて卑怯だね」
私はきっと彼に会いたくなかったのです。それなのに、彼から好意的な言葉を引き出した私はとても卑怯でした。
卑怯のレッテルを貼られた私は、会いたくない男性には連絡を返さないことで意思表示をすることにしました。既読にもならず、そのメッセージは読まれることなく電子記号の海に沈みます。
そして、頭の中でこう思っています。「1ヶ月も放っておくなんて、誰かに振られたからでしょう?」
ボーイフレンド曰くそれは誤解らしいのですが、それはきっと女のプライドが許さないようです。
今も読まないメッセージを受信しては、それが沈んでいるのを滅多に思い出さない私がいます。それがきっとプライドなのでしょう。私に近づける1ヶ月を彼らは、うまく使えるでしょうか?そんな事も普段は忘れて今夜も眠りにつくのです。おやすみなさい。