HSS型HSP的転職活動日記vol.3(煩悩を書き出したがしかし?)
<前回までのあらすじ>
はじめての転職から一年半、愚痴ばかりこぼす自称HSS型HSPの田中ボタン独身36歳は友人の言葉をきっかけにはじめた2度目の転職活動開始から約2ヶ月で早くも行き詰まった。この状況を打破するべく田中は立ち上がる。田中は、わけもわからず田中の頭の中身を取り出して整理する思考ループ脱出作業を開始した。手始めに付箋に書き出した悩みの種は37こで8つのグループに分けられた。
<やったこと>
昨日は付箋に書き出しグループ化した悩みたちを集約したり関係性を確認しようと思っていたが、作業開始直後に早速手がとまった。
「い、一度落ち着いて…この作業のゴールを確認だ…!」」
そう思って田中はホワイトボードに向かってペンを走らせた。
そして書き殴っているうちに気がつく。
「そういえばこういう書き物しょっちゅうするんだよな。
付箋に書き出したもの以外にも
そういえば数週間前にこのホワイトボードノートの前のページにも
書いたし、その前も何か書いてた。
あっちの手帳にも書いてあるし、こっちのipadの中にもある。
適切な呼び名がわからないので、
便宜的に「悩み紙(なやみがみ)・仮称」と呼ぶこととしよう。」
悩み紙の内容はその時々で着眼点や切り口が微妙に違っており、書いた本人なので一貫した何かは汲み取れるが、動物的な本能的な気持ちの悪い書き物である。先週付箋に書き出した煩悩たちですら、ただの悩み紙の一種であり、このままでは悩み紙たちが供養されないままだ。
ここ数ヶ月どころか探せばもっと古いものもたくさん出てくるだろう。ここで、今後悩みがループし始めた時に早く気が付くためにも、最低でもここ数ヶ月の悩み紙たちは「文書」に落とし込んだ方がいいのでは?と思い始める。毎回ほぼゼロベースから似たようなことを考えて紙に書き出すのも効率が悪いし、それによって今後も何枚も何枚も悩み紙たちが量産されていく姿は私も見たくない。そんなに何度も考えるんだったら、前回の続きから考えた方がはるかに生産的というものだ。
そして私は、ひとり合宿と称し滞在中のホテルの広いベッドにここ数ヶ月以内に記した悩み紙たちをかき集めて並べた。この悩み紙たちを供養するにはどうしたらいいのか、着地点は何なのか。質の悪いインプット材料である悩み紙たちを目の前に、どういうアウトプットを形作ろうかしばし悩む。そして自分の頭からは何も生まれてこないことを悟り、本に助けを求めること数時間…。
<昨日の結論>
ここ数ヶ月以内に書き出した「悩み紙」たちを材料に
1. ありたい姿
2. 現状
3.ギャップ(問題)
4. 解決策の仮説
5. 行動計画
に書き直す。随筆のように書き殴られた点と点同士の悩み紙たちをつなげて、起承転結のあるストーリーに練り上げて、後でも読み返しり更新できるようにする。何度もタイムリープするのに何度も同じ世界線をたどるのはもうこりごりだ。俺は、俺だけのリーディングシュタイナーを手にいれる…!
<余談>
こんなに難しく考えすぎるのっておかしくない?って思うし、もっとシンプルに考えて動けばいいのにって自分でも思う。直感で動こうと思えばわりと動ける自分も経験している。それでも今は、最後の最後で同じくらいの勢いのブレーキを踏んじゃうとこしか想像できなくなったから。今は、このおかしなやりかたでもいい(涙)。正直、足踏み状態だとは思うけど。
あと2時間で、ひとり合宿をしてるホテルのチェックアウト時間が迫る。
夏休み期間中に思考のループから抜け出したい。
この夏休みが終わるまで、あと6日。
パワー!
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