今日の喫茶店営業62・老人ばかり来店の老人祭りの日
今日はあつい。そろそろのぼり旗をアイスコーヒーに変更しようかと考え中。今日は高齢の方が多く来店した。年金支給日かと思うくらいだった。
初めて来店された老夫婦。やっと喫茶店を見つけた感満載の笑顔で入ってきた。
老人に限らず、テンション高めのお客様は苦手だ。
でも、印象良くしてしっかり営業しなければ…高齢者は時間もお金もある素晴らしいお客様なのだ!
私はおばあちゃんも一緒に暮らしていたせいか、老人と話すことが好きな方だ。
老夫婦はケーキセットとレモンスカッシュをオーダーした。
なんだか知らないけど、「6人ならばこのテーブルをどうのこうの…」と、うちの喫茶店のレイアウトを勝手に話している。
なんだ?と思ったけど、メンドくさそうなので聞かなかったことにしてケーキセットとレモンスカッシュを用意した。
提供が終わると、さっき老夫婦が話してたことを私に話す番が来たようだ。
老夫婦「あの…6人なんですけど、席の予約とかしておいた方がいいですか?」
私「6人で来店でしたら、うちは狭いので席の予約をしておいた方がいいですね。日時がわかれば席をお取りしておきますよ。」
と、優しく笑顔で説明してあげた。
老夫婦奥さん「みんなで集まるのに一生懸命、インターネットで調べてね、ここの喫茶店を見つけたの。それでその6人のメンバーにここの喫茶店で会うのはどうか?と言ったら、ここの喫茶店に行ったことあるって方がいてね。とても良かったと言ってたから今日は来てみて予約ができるならしたいと思ったのよ。」
あーそうか、下見で来たのね〜。
流石、時間とお金を待っている老人。ホントにうちのような小さな店にはありがたいお客様である。
優しく丁寧に説明したおかげか、「美味しかったよ」と言ってくれて嬉しそうに喫茶店を出て行った。
よかった、よかった。
しばらくして、自分が頼みたいものがあって、その一時だけ来店した老人。
この人は、勝手な人なので好きではない。
そういう人に限ってカウンターに率先して座る。
半年ほど前に来店した時、自分がこだわっているコーヒー豆、コーヒー器具などで淹れて飲んでいることを散々説明された。
うちでコーヒー豆を買うわけではない。
で、こだわっている特殊なコーヒーフィルターがこの辺では手に入らないらしくて、前回の来店はこのコーヒーフィルターがほしいためだけに来店した。
と言っても、うちでは扱っていない。善意で仕入れ先に問い合わせてわざわざ取り寄せてあげた経緯がある。
これから豆を買ってくれたりお茶しに来てくれたりと、いいお客さんになってくれるなら…と思いやってあげた。
でも取り寄せたコーヒーフィルターを渡した途端、来店しなくなった。
多分今、前回うちで取り寄せたコーヒーフィルターが切れる頃なんだろう。
私は心が狭いので、いつも来てくれているお客さんにはやってあげたいと思うけど、都合良すぎじゃないか?と思う。
ネットで買えよ。それか電車賃かけて都会まで行けば売っている商品なんだから買いに行けよ。そもそも手に入らないならそのフィルターを使用しないやつに変えれば?と思うのだ。
街にはうちよりももっとコーヒーにこだわったコーヒー専門店があるだろうよ。そこに聞きに行け。
前回、取り寄せるのが結構大変だったので、この人と話したくないなぁ…と思っていたら、週の半分以上来店してくれるおじいちゃんが来店。
入店早々おじいちゃん「明日は喫茶店来れないんだよ。」
と報告を受けた。
私「ん?なんかあるの?」
おじいちゃん世代は葬式が多いので葬式かと思ったら違った。
おじいちゃん「明日は同窓会なんだよ。行かないと死んだことにされちゃうから出席しなきゃ」
私「どういうこと?」
おじいちゃん「この歳になるとさ、毎年何人か死んじゃって減っていくんだよな…。そこに出席しないと死んだことになっちゃうんだよ。」と笑いながら話している。
私「そうなんだ〜!それは絶対行かないとね!年に一度の生存確認の日だね!」
と笑って話していたら、コーヒーフィルター老人がお会計し帰っていった。
何もお願いされなくてよかった。
昨日から家に来た猫の名前はまだ決まらず。
ロシ夫か、猫ひろしがいいんじゃないか?と思っているが家族の反対をくらっている。
自分が欲しいものは、売ってるんだから自分で取り寄せて買えよ、と思った1日でした。
明日は買いたい馬がいます。頑張るぞ!