シンガポール YICC 11日目
本日は呼吸法と習ったアーサナ、呼吸法についての復習をしてから瞑想についての講義だった。アーサナもショルダースタンドなど、やや難しいポーズも増えてきてきて、順番を覚えたり盛り沢山である。
太陽礼拝も行い、私は呼吸法のパート担当であった。ブラーマリと言われる、メス蜜蜂の羽音を真似て出して、頭部にバイブレーションを響かせるというもの。自分の発する音で、マッサージするというのは思いつかなかった事であるが、やり方を教わると実際に頭に振動が響きとても心地よいと実感した。
その後手で、ムドラと言われる特有の手の組み方をしながら、発声していくナダヌサンダナと言われる呼吸法をインストラクションした。それぞれ、手の形を変えていき、声を出しながら腹部や胸部、頭部などを意識して声を響かせるイメージをする。これも、音の響きでストレスの軽減やプラナと呼ばれるエネルギーの循環がよくなる効果があるらしい。
これまでよくヨガを知らなかったら、声を出すとか、エネルギーが・・・とかいう話は、ちょっと引いてしまうかもと思ったが、今はヨガはリラックスするために行うもの、学びを深めたいという思いがあるので自然に行える自分がいる。
7月にはヨガと自分が思うものについて、レポートをまとめて発表する機会がある。そのレポートの案を考えながら、ヨガの動きを口頭でインストラクションが出来る様に、自己練習をしていかないといけない。声に出して練習したり、覚えなくてはいけない言葉や定義を復習したいと思う。
ここ1ヶ月の間、ほぼ毎日オンラインレッスンを受けていたが、柔軟性が高まり、特に足首が柔らかくなった。肩まわりがまだ硬いので、できないポーズなどもあるが、無理せずに徐々にほぐしていこうと思っている。
今日聞いた話で一番印象に残っているのは、「ヨガの先生になっても、練習は欠かさないで下さい。人前で行っていても、インストラクションしてるだけなので、先生として前に立っている時はヨガに集中しているというよりも、言葉かけや生徒さんのポーズに意識が向いているので、自分が成長するための練習は絶対に欠かさないでください。」と先生が言われた事が、とても心に残っている。
実際にこれまで、なんで先生はインストラクションしているのにヨガのポーズを楽々に行っているのだろうと思っていたのだ。多分、生徒よりは体幹がしっかりしているためはあると思うが、体に集中しているというよりも、周りに集中しているので、力の抜きどころが生徒と違うのだろう。
ヨガは人生の中でずっと続いていくもの、日々成長するためのツール。レッスンを受けたり、講義を受けて勉強を続けることはこれからも継続していくべきことなんだろうと改めて実感した。
生きている以上は毎日が学びの連続であると思うが、そういう事をきちんと講義でも丁寧に伝えてくれる先生と出会えて、本当に良かったと思う。
そして、学べば学ぶほどにヨガは奥深くて魅力的であると感じる。