シンガポール YICC 9日目
本日は、実技の復習はなく、プラナヤマについての講義でした。
プラナとはサンスクリット語で、生活エネルギー。日本語だと「気」ということで、中医学では「氣」についてのお話。
すべてのものは、プラナがないと存在出来ない。海の中に生きる生物が、海の外で生きられないように、プラナがないと私達は生きられない。しかし、魚が水の中で生きているのが当たり前のように、プラナというのは私達にとって当たり前なので、ほとんどの人は気がついていない。このプラナのエネルギーの存在については、アインシュタインなどの科学者たちも「全てのものはエネルギーから出来ている。」と公言していることからも認められているとのこと。
インド人の先生によると、電化製品が電気がないと動かないように、世の中に存在しているもの全てプラナがないと動かない、ということだった。
プラナとはエネルギーのこと。アヤマとはコントロール、バランスを取るということ。その言葉の統合されたものが、プラナヤマであり、プラナヤマとはエネルギーであるプラナと浄化し、バランスを取り制御する技術である。
呼吸をコントロールすることで、プラナをコントロールすることが出来ると言われており、そうすると心身の問題が改善し病気にならなくなるという。
ここで、話は大きくずれるが、最近鬼滅の刃の漫画を繰り返し読んでいたので、すぐにその場面が思いついてしまった!呼吸法を獲得出来ない人と、出来た人では成長が著しく違うことや、呼吸で全身をコントロールする場面がこの講義と重なって思えた。
そして、5つのプラナの場所についてとても重要なので、ここはサンスクリット語で覚えるようにと先生から指導があった。
PANCHA PRANA(パンチャプラナス)
1)PRANA(プラナ:心臓)
2)SAMANA(サマナ:臍)
3)APANA(アパナ:肛門)
4)UDANA(ウダナ:喉)
5)VYANA(ヴィヤナ:全身)
ヨガのレッスンで最後にシャバーサナでリラックスが出来ない人はVYANAがうまく働いていないので、全ての感覚を取り戻すためにDEEP RELAXのトレーニングを続けると効果的であるとお話があった。
また、このプラナというエネルギーは空気のように動くので、エネルギーの流れを良くするために、呼吸法を獲得することが重要であり、さらにヨガでは鼻呼吸を行うので新鮮な空気の通り道である鼻腔をネティポットと言われる道具で鼻洗浄をして清潔にしておく必要があるそう。
人生で一度も鼻洗浄をしたことがないので、7月に鼻洗浄と嘔吐して胃を洗浄するクリヤという実技があるので、少しドキドキとしている。
講義のあとは、クーリングプラナヤマという呼吸方法と、ブラマリというミツバチの羽音のような呼吸法を学んだ。ブラマリは行うと頭部にバイブレーションを感じて心地よくなり、不眠症の改善や心が落ち着く効果があるという。実際にとても頭部に響く感じが心地よいことを体感出来た。
本日も4時間のオンライン講義であったが、呼吸方法と理論についての講義が盛りだくさんで時間が足りなくなり、これは継続して勉強して行かなければならないと思った。
そして講義のあと、アマゾンのUNLIMITEDで男性のサラリーマンの人がヨガ講師を副業としている本を読んだ。あと、アーユルヴェーダについての本も何冊かパラパラ読んだ。ヨガに関する本はたくさん出ていて、今の時代アマゾンなどで手軽に読める事はとてもありがたいと思う。
7月に生徒がヨガと自分の決めたテーマについて、レポートを発表する機会がある。今日はその案を構成していた。
私は以前、糖尿病療養指導士として働いていたが、このヨガの講義や実技は今後仕事にも活かせそうだと思い、「ヨガと糖尿病」というレポートをまとめようと思っている。
レポートをまとめることで、「ヨガが好き」だけではなく、「ヨガと共に生きる人生」が実践出来たらいいなと、いう目標が自分の中にしっかりと出来て来たのでワクワクしている。