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私達また、この小さな星の中できっと笑って再会しましょう。
釜山でのライブ最後のコメント。
「次のツアーが決まったら、皆さん来てくれますよね?」って、少し不安そうな寂しそうな笑顔に私は何も気が付いていないフリをして、画面越しに彼をただじっと見つめていました。
「長男だから」、話題が出た時に真っ先に取り上げられるのはいつもジンくんで。記者からの兵役に関する鋭い質問をされる度に、最大限に当たり障りのないように答えて。ある事ない事を言われて、沢山の心無い言葉を浴びせられて。
そうやってずっと沈黙を語ってきた彼が、やっと少しだけ肩の荷を降ろせて本当に良かったと思う。良かったという表現が合っているのかは、よく分からないのだけれど。
とても嬉しくてホッとして、そして身勝手に寂しくて悲しくて。その日から約2週間くらいは、感情を持て余しては1人でポロポロと泣いてしまいました。
ジンくんの事を思って泣いている私なんて彼に絶対見せたくないので、だからこれはナイショの話。
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寒いのは嫌だから、本当は暖かい夏頃の入隊を考えていたらしい事も、それでもちゃんと私達に礼儀を通さなければと予定を変更して、つい最近まで活動を続けていたんだという事も。
これもまたジンくんが語らなかったら一生知らなかったはずの、彼の優しい沈黙でした。(何も知らずにただ享受して傲慢なままでいる所だった。教えてくれて本当にありがとうと思う)
ただでさえ大変で苦労も多いだろう場所に赴くのに、また1つ余計に苦労を増やしてしまったかもしれないな、と申し訳なさでいっぱいになってしまって。だけれど「ごめんね」って言いかけるアミのその口をジンくんはまるでそっと抑えるみたいにして、代わりに溢れんばかりの贈り物を両手いっぱいにくれて。そうしていつもみたいに何度も私達を笑わせてくれました。
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ジンくんは、「あげたがり」だ。
今年の1月頃に叔父さんのいちご農園にいちご狩りに行ったジンくんは、お土産にメンバーはじめお世話になっている周りの人達へイチゴを送ったらしい。大量に。余りにもWWHすぎて、アミ界をいい意味でざわざわさせた(しかも確か品種の違うイチゴを2種類ずつしっかり送っていた)
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夏頃に公開されたvlogでも、料理を教わる為に訪れた先生の元にしっかり手土産を持参していた。ジンくんのあげたい精神旺盛(?)なその様子がバッチリ映っている。
お世話になっている人達にプレゼントを送るのも、目上の人の家に遊びに行く時に手土産を持っていくのも。
全て大人として社会人として、円滑に関係を築く為に大事な礼儀の一つなんだと思う。
でもジンくんのそれには義務感とか形式ばったものとか、そういうものを感じない。本当に「送りたいから」送っているんだなと感じる。礼儀とか、そういう気持ちはジンくんの中にも少なからず存在しているのも分かった上で、でも何よりも1番にこころを伝えるのがジンくんはとっても上手だ。
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そして驚く事に、このあげたい精神はいつももれなくファンに向けても惜しみなく発揮されてしまう。
釜山でのコンサートが終わってから次々に公開されたコンテンツ達。ジンくんはファンの皆に楽しんで欲しいとこんなにも様々なバラエティやyoutubeチャンネルに出演してくれた。元々プライベートで出たらしいお酒作りの話も、映像にしたら面白いんじゃないかとコンテンツ化してくれたらしい。(まとめきれなかったけれど、公式からのものも含めてコンテンツはまだまだある)
Weverseで動画がすごく楽しかったと言うアミに、「もう(撮影したコンテンツが)ない。もっと撮れば良かったㅠㅠ」なんて言う彼は、本当にどこまで私達を楽しませて喜ばせてくれようとするんだろう。
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かつてジンくんは自分の事を〝自分の幸せの為に相手を利用する〟し、〝相手が笑っていたら自分も笑うんだ〟と語った。
じゃあこの一連のジンくんのあげたがりは、きっと周りの人達を通して自分自身を幸せにする為の究極のラブマイセルフなんだろう。
彼は自分の行いで誰かが笑顔になる事や、真心を込めて相手に向かい合う事が、結果的に自分を肯定して愛する事にそのまま繋がるんだって、きっとちゃんと心で知っている人だ。
欲しがってばかりの愛よりも、あげて満たされる愛がずっとずっと幸福な気持ちになれる事を知っている人。
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こんなにも周りを巻き込んで、その愛を惜しみなく振り撒いては全部丸ごと幸せにしてしまうような愛し方をするジンくんが、本当に眩しくて温かくて。
愛する事が上手で愛される事が上手で、そしてなんだか自立していてすごく健康的だなと思う。愛を自給自足出来る人、とでもいうんだろうか。(違う気がする)
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ジンくんは、ジンくんがくれた沢山のプレゼントに埋もれながら幸せを感じている私達を見て。ああ幸せだなって、良かったなって、画面を眺めてこっそり一緒に笑ってくれているんだろうか。
私達が喜んだり楽しんだりする事で、ジンくんの元に還っていく何かがあるなら。私達が笑って、そうしてジンくんも笑えるのなら。幸せになれるのなら。
私は今日も昨日と変わらずにジンくんをみてニコニコ笑っていたいし、沢山の「ごめんね」よりも、星の数の「ありがとう」を伝えられるファンでいたいなと。
ただ、そう思う。
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彼の初めてのソロアルバムである「The Astronaut」。
僕が考えているのはいつもBTSとアミの事だと話すジンくんらしさがよく表れた、「あなた」と「私」から始まる宇宙の歌。
You and me
君と僕
끝나지 않을 history
終わることのない history
나의 우주가 돼 준
僕の宇宙になってくれた
우리의 이야기
僕たちのストーリー
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어두운 길을 비춰주는 저 은하수처럼
暗い道を照らしてくれる あの銀河のように
너는 나를 향해 빛나고 있었어
君は僕に向かって輝いていた
어둠 속에 찾은 단 하나의 빛
暗闇の中で見つけた たったひとつの光
너에게 향하는 나의 길
君へと向かう 僕の道
ジンくんはいつも私達を、この世界の綺麗なものばかり集めてはそれに準えて優しく歌ってくれました。
ジンくんの手にかかれば私達は、海と緑の美しい「地球」にも、無限に広がって沢山の光が瞬く「宇宙」にもなれてしまう。
私の事を知っている人なんて世界のうちのほんのひと握りで、例えジンくんが寂しかったり一人ぼっちでいたとしても近くで手を握る事も顔を合わせて慰める事も出来ない、私はそんな無力でちっぽけな存在なのに。
それなのに、聞けば誰もが美しいと答えるような、憧れて焦がれて止まないような。
君はそんな存在なんだよって言ってくれる。
ジンくんのおかげで私は初めて、私を大好きになる事を始めようと思えました。辛い毎日も、ジンくんが私の努力を知っているって私の涙ごと引き受けてくれたから、だからいつの間にか笑えたよ。
ジンくんのくれる「アイラブユー」がいつも少しだけ私は誇らしくて。こんなに素敵な人が見守ってくれているんだからって、クヨクヨしていないでもっと良い人にならなくちゃって、私は毎日少しだけ胸を張って世界を歩ける。
ジンくん。本当に、心から感謝しています。
貴方がいたから、私は。
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「憂鬱」から「幸せ」に変わったよ
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いつの間にか、人目を気にして歩かなくて良くなった
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きっかけと思い出を貰っていたんだろうな
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貴方がいたから私は。
今こんなにも笑って毎日を過ごしているよ。
生きるのが、楽しいと思うようになった。
私の事なんて一欠片も知らなくていい。直接目が合う事も会話する事も、そんな瞬間は一生訪れなくたって構わない。
ただ、貴方の存在がもたらしたこの奇跡だけ、知っていて欲しい。私の存在が名前のない光になって、真っ直ぐにジンくんの所まで届いて欲しい。
When I'm with you
There is no one else
A life, a sparkle in your eyes
Heaven comin' through
And I love you
ジンくんの愛はいつもとてもシンプルで明快で。
穏やかで温かくて優しくて、こんなにもハッキリと確かに「愛されている」「大切にされている」と思わせてくれるジンくんは、やっぱり周囲を愛する努力家で、そして世界から愛される天才なんだと思います。
ジンくんのくれた音楽を聴くと、時々どうしようもなくぽろぽろと泣けてきてしまうのは。ジンくんがそこに、いっぱいいっぱいにぎゅうぎゅうの愛を詰め込んでくれているからで、それが嬉しい余りに溢れてしまうからなのかもしれない。
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一体どれだけ幸せな人間なんだろうか
アミの月になってくれた、大切な大切な人へ。
疲れた時、不安な時、落ち込んだ時。
私の帰る場所は、いつもジンくんでした。
ジンくんのくれた笑顔とか優しさとか、そういう温かい大切なものに守られた毎日が、私には本当に沢山あった。
だから今度は私が、ジンくんの帰る場所になりたいです。
約1年半の静寂が、その年月が、アイドルとファンという関係性において短いものなのか長いものなのか。私には分かりません。
それでもただ私は、変わらないジンくんの「宇宙」で在り続けます。今日も、明日からもずっと。
誰かを愛するというのは単なる激しい感情ではない。
それは決意であり決断であり、約束である。
私のこれは、私の決意で決断で約束です。私が貴方を利用して幸せになる為の明確な意思で、そして全てが身勝手な私のエゴです。
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ジンくん、どうかご無事で。
私達また何度でも、まわり回ったこの小さな星の中できっと笑って再会しましょう。
貴方が帰るまでのお留守番を任されたこの子と一緒に。私は私の人生をちゃんと生きて、今よりもずっと、何か少しでも素敵な人になって。
おかえりなさいって言える日を、心から待っています。
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ゆっくりここで待ってるからね、ジンくん。
だから無事にまた、会えますように。
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小宇宙より、愛を込めて。行ってらっしゃい!
2022.12.13