コロナ禍前後で変わったKindle本の傾向~飲食店開業本トップページの12冊を分析してわかったこと
今年も美味しい料理(高い料理でなくてもいい)を食べて、元気パワーを発散して飲食業界を盛り上げたいと思っています。
春までにはもう2年越しのkindle本(デジタル本)の第1冊目を出版したいと思い、追い込みをかけて制作しています。
その時に出てきた疑問。
「最近の傾向はどんな感じかな?」
昨年から意識しだしたのは「時間の効率化」です。
無駄なく素早く、要点を掴む。
長い時間がかかる、大河のような、大砂漠のようなものは、少しづつ
駆逐されると感じたからです。
12冊の集計結果はこうでした。
🔷2019年以前は「単行本」イメージのデジタル本
が主流だった
この要因の多くは、2019年以前は、同じ書籍が「書籍」(本来のアナログ本)とデジタル本の共存が過半数を占めており、デジタル本のみというものはまだまだ少数派でした。
同じ内容でアナログ本、デジタル本の両方を出版しているものの共通点は、
ページ数が100ページを超えており、価格も1000円を超えています。
🔷2020年以降は「デジタル本主流」に変わった
コロナ禍の2020年~2022年の3か年間で、大きく変化しました。
デジタル本(Kindle本など)が主体となり、
ページ数は100ページ未満、価格は999円未満。特に500円(ワンコイン)を
念頭に置いたリーズナブルプライス価格が多くなりました。
今後も恐らくこの傾向が続くと見ています。
100ページ未満のKindle本は、制作日数が30日~45日と短く、出版作品を
短期間で多く出すことにより、売上アップと知名度アップを行うには、
理にかなっているからです。
🔷1ページ単価は「17%」アップしていた
細かい数字ですが、2019年以前の平均値は「6.3円」。
2020年~2022年の平均値は「7.4円」。何と17%もアップ。
6番目の143ページ、1250円のデジタル本は、マンガ仕様です。
この本を除いた2020年以降の最近のデジタル本発行のみの5冊の平均は、
●平均ページ数 82.6ページ
●平均価格 568円
●ページ単価 6.8円 (それでも以前より9%アップ)
🔷書き手の効率化と読み手の効率化が一致した形
読み手の方に役立つ内容で、自分の得意分野を活かした内容に的を絞ったデジタル本を、100ページ未満の要約し、400円台~500円台のワンコイン周りの価格設定で販売することで、
双方のコスパと効率化が一致します。
私も販売価格は限りなく500円周りで販売します。
そして、ページ数はできる限り90ページ~参考資料もつけて120ページくらいで販売するイメージが湧きました。
小さな統計資料ですが、時代を如実に反映している点が
非常におもしろいと思います。(ここまで1,182文字)
今年もよろしくお願いします。
(了)