たべものコンサル日記R49:熟練コンサルの合わせる特技3つご紹介します
自宅から本日の仕事先に伺うという飲食店コンサルの仕事を
約32年間続けてきました。
来年いっぱいで外回りの仕事から、WEBクリエイターへの転身を
1歩づつ進めています。
人生の中のエピソードも小説風に出したいなとも思います。
私のコンサル人生が30年以上も特定の組織の力に頼ることなく
行えたこと、さらにその間に突発の病気けが1つしなかったのは、
本当に運が良いことと思います。
私の特技は、
知る・会話できる・文章も変えられるです!
まだコンサル経験が10年未満、20年未満の方には、クライアントにより
困った時の参考になる一文であればよいと思います。
■知る
初見から5分以内にさりげなく表情・態度を変えずに
経営者の評価分析(間違ってもいい)をする
私の信条は、
面談時間のすべての時間を相手のプラスになる時間にしたい!と思っている
ことです。
そのためには、目の前の経営者の方がどんな人かを最大限に観察して、
過去に会ったどのタイプの人に近いかを観察します。
そして、相手の方が一番抵抗がなく、身構えなくて済む友人・知人的な
オーラで接する時間が作られると思います。
私の頭の中のかんたん分類の例
この表は相手の経営者の方を見下す目的の表ではありません
人はそれぞれ顔が違うように、同じ経営者の方でも「経営者力」が
大きく違います。
その違いを前もって知ったうえで、一番効果のある助言を行うことが
とても大切と思っています。
<応用例>
●家族のパートナーとの会話
●子供さんとの会話
●友人・知人との会話
●恋人との会話
●職場の上司との会話
おそらくどれにでも当てはまります。
実際実務の面でいうと、評価点60点~79点の経営者の方からの相談が
一番多いように思います。
また、「やります!」と元気に言われても、経営者の方の対応と実行は
別次元のことになります。
性格や力量も見据えてじっくり背中を押すことが必要です。
■会話できる
相手の方に届きやすい話し方に自分が変える
誰とでも会話できる・・・という話ではありません。
会話する経営者の方が、
聞く気になってちゃんと理解しながら聞いてくれる話し方
が手持ちのアプローチチャンネルから選んで、
ピタッとできるということです。
●早口で話す人に、全く同じ早口のスピードで話します。
●ゆっくり話す人にはゆっくりペースで話します。
●目線をそらす人には、こちらに目線が向いたときに
大切な言葉をしゃべります。
笑顔で相手の顔を見て話す
目を見て話すと、反対にそらす人が多くなりました。
だから、顔全体を見て目を意識せずに話すようにしています。
聞きながらしゃべる内容を組み立てて、
相手の言葉が途切れたらすぐしゃべり始める
プロが一番プロらしく見えない瞬間は、どうしゃべろうかと
考える時だと思います。
頼りないと思ったり、経験が浅いと思ったりすると思います。
かといって、その場しのぎの言葉も後で恥をかきます。
身につけるのに20年近くかかりましたが、
プロの皆さんもやっているように、
聞きながら同時進行で組み立てる能力を鍛えてゆくしかありません。
何をしゃべるかを決めるのは、5秒以内がベスト と思います
■文章も変えられる
受け取って読む人が読みたくなる書き方で
書いてあげる変化の配慮ができる
ある知り合いの方に言いました。
相手の経営者の方は高齢でしかも料理人上がりだから、
こんな点を気を付けたらいいですよ、と言いました。
●文語体より口語体 → 要するに話し言葉で書く
●文章より箇条書き → 文章を読み取る能力に配慮
●使う単語を選ぶ → 相手の年齢層の方がわかりやすい
馴染んだ言葉をチョイスする
自分の手慣れた言葉が優先ではない
文章の行数や句読点も、きまじめに書き詰めるのではなく
「読みやすく、理解しやすい流れ」でレイアウトします。
*読みにくい文章ほど、理解力が目詰まりすると思います。
こんなコンサル能力も、
事業承継のように誰かに一部でも引き継いでいただきたいものです。
まあこんなわけで、
仕事の能力の応用例で、ある方面で得したことが多々ありました。
(了)