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食べ塾98:ローソン100の200円の”だけ弁”は節約時代の象徴的商品です!

 

ローソン100の白身フライ弁当 税込220円
同じくウインナー弁当、ミートボール弁当、のり磯辺揚げ弁当 各税込220円

私のざっとした計算では、メイン食材40円~65円、ごはん25円~30円
その他の食材と容器代30円前後で、大まかには原価トータルで容器代込み100円(税込110円)の商品開発だと思います。できるだけ条件が当てはまるようにメイン食材も「加工費」があまりかからないものが使用されています。

丸亀製麺 うどん弁当390円 こちらは「ちくわ磯辺天」です

同じ竹輪でも似て非なるもの。でもパクリ横行の飲食業界では、
他社の知恵は寺社の知恵ということもあります。

2社とも言えるのは、
大して儲からないけどブランド力アップと
カップ麺派・パン派・低価格志向の弁当派の取り込みに
成功していることです


 ローソンさんの通常のお店はおかずが2種盛りの商品は、298円~599円あたりの価格帯ですし、やはりそういう点では「ローソン100」専用メニューなのだと思います。でも、メイン食材がもう20円~30円値上がりすると
次のメニューが作りにくくなりますし、鶏むね肉などは安いですが、
加工費が高くつくと導入しにくいことになります。

■生活防衛意識の高まりがランチの食事代を
 押し下げている

 今までは、「弁当500円以内に+ドリンク」だったものが、「弁当300円台+ドリンク」になり、2種類の購入でワンコイン(500円)内にしてしまう傾向が強まってきています。しかも、これは特に未婚・既婚を問わず男性に起こる現象です。

今後の諸物価の高騰が続けば、主婦層のママランチの利用者数の減少や
100円~200円の客単価の減少も考えられます。

また一方で、7月半ば以降は、晴れの日贅沢食事の外食も高まってくると
予測しておりますが、今年も宴会需要は半減以下に推移すると思います。
今年の年末は、例年通りの忘年会が帰ってくるのは「半数」だけ。

コロナ過を経て外食の環境は「個食の時代」へと変化を遂げたと言っても
過言ではないと思います。
*個食の時代については、この投稿記事を参照してください。

■”だけランチ”を毎日食べ続けると
栄養バランスに欠陥があり、
体を壊す原因になります!これは事実です

どう見ても、野菜は皆無ですから野菜の持つ栄養素は摂取できません。
価格が安い分、栄養バランスは捨てているのです。

節約して栄養バランスもこれよりましにしたいなら
ご飯炊いておかずも自分で作ってね

これに行き着きます!

医食同源です。

毎日食べる食事の内容で体は、健康にも不健康にもなります。
一度、不安を感じたら、

どうするかお考え下さい。

自宅で作る弁当は予算が200円あったら
400円~500円の価値の弁当を買ったのと同じものが
食べられることになります

(*ほんの種明かし) 日本の生活防衛隊 顧問

(了)


飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします