たべものコンサル日記R20:「総額表示価格」は自信を持って打ち出さなかったら、結局は勝てませんよ!の話です
■経営者の心理1
まず「現状売上の死守」から入るし、大勢と同じ
だと安心だとする風潮が強いと思います!
経営が大変な時だから、売上を少しも落としたくないから、
「税別価格(税込価格)の併記」をする
・・・でもこれってただの言い訳的であって、
完全に守りの姿勢の表示価格と思います。
しかもどう表現しても、支払うお金は「同じ」です。
私は思います。
総額表示価格(=税込価格表示)が一本化されて1年もたてば、
消費者全員は、
もう慣れてきて「総額表示価格」だけしか見なくなります。
だったら、すっきりと
見やすくわかりやすく「税込価格だけを表示する」ようにしたら
どうでしょうか?
ここら辺の手の打ち方で、経営者の方の心が見えます。
●同じ業界のやり方に見習う
●多くの店がしているから、同じにする
でも、これって、
どこまでいっても、ドングリの背比べのように、
「過当競争だらけ」の方向に、自ら進んで参加しに行ってませんか?
(*結局は経営の大変さは変わりませんし、どこまでも続きます)
わたしだったら、
「うちは独自の路線で行きます。ご自由に評価して利用してください!」
と言えるお店作り、商品づくりが、日頃からいるのではないでしょうか?
<”他店との差別化こそ生き延びる道” と私は心から思います>
■経営者の心理2
より大きな売上を手にするためには、他店と同じ
ことを踏襲してもダメだと歴史が教えているのに、
繰り返すのですよね、経営者の方々は!
経営者の方は、もっと本物の勉強を「本当は誰の手も借りずに」勉強をするべきと思います。
一人で独学をすると、わかりにくいし、解釈も間違えることがあると思いますが、
何よりも、自分の心の中に「大きな自信」を蓄積してくれます。
まあ、便利な世の中ですから、強いて独学は勧めません。
それなりの簡略手段を利用しながら、
経営判断力のアップを常に心がけるべきです。
●経営者も人の子ですので、知らないこと、わからないことには、
自信のある「決断」はできません。
でも、経営者は「決断するための最高権限者」です。
自信を持って決断できるように、「24時間学び、強くなる」ことを
心がけるしか方法はありません。
*身の回りにある多くの見聞きしている情報、目の前の現象、車窓に見える
景色、寝ている時に出てくる夢の中・・何でもヒントになります。
「自らの経営に自信を持つ」→ これは年齢には関係ありません。
30歳でも素晴らしい決断をされる方もいますし、65歳でも優柔不断な方が
おられます。
例え途中で間違っていても、
学んだことを武器に、自信を持って前に進む経営者が、もっともっと大きな
傾向をする経営者になると、私は思っています。
■経営者の心理3
日々の実務だけで「経営している」には
なりません!
もうひとつ「この先の予測」迄考えれば完璧です!
自店の持つ売上力がじり貧になって、じわじわ廃れて最後は消滅する
お店は、「未来予測」と「それに対する準備」を何も行っていないのです。
高速道路を走る時は、
衝突しないように、100m先、200m先を見て、
衝突回避予測をしながら、スピードをコントロールしていると思います。
これと同じことを、お店の経営でも行う必要があるのです。
(了)