たべものコンサル日記R38:もう「安いチキンナゲット」は知れば知るほど怖くなって食べるのをやめた!
家族も国も見てくれない!
■「自分の健康」は自分が守る時代
日本の食品規制はアメリカの規制よりはるかに緩く、
メーカー側に有利なルールが多いと思います。
結局消費者であるところの市民(国民)は、自分で自分を守らないと
国は仕組みで守ってくれるというとことはありません。
(*国民皆保険という制度は良いことですが)
食の仕事を通して私が口にしなくなったのは、
缶コーヒー・タバコ・コンビニの弁当・コンビニのデザート・
スーパーのゼリーやお菓子、冷凍生地を焼いて作るベーカリーのパンです。
共通しているのは、煙草を除き「食品添加物が多い食品」です。
若い人の風潮で怖いのは、
「体に良くない食品を多く食べても、体にいいもの食べれば帳消し」
と思っている気安さです。(そんなもんじゃないと知ってますよね)
後年に年上の年齢になった時に、ぼろぼろの添加物満載人間になった時に
難病・奇病の異変が起こらないという保証はどこにもありません。
■チキンナゲットの食材の正体に近づく
南清貴著「行ってはいけない外食」を読んだときに、
一番印象に残った食材がチキンナゲットです。
♥安心安全な食材:鶏肉(国産)
●業務用のチキンナゲット あるメーカーの品
500g入り 321円
●国産の鶏肉だけを使った小規模メーカーのチキンナゲット
200g入り 490円(業務用の3.8倍の価格)
*安く売るために、
鶏皮やおから、パン粉を加えた増量剤でコストダウン
<教訓>
安心安全な食材は商売として成り立つ価格でしか売れないから
材料と手間をかけた分、どうしても売値が高くなる
ということです。
「安ければ体に害があっても今はこれでいい」と思うか、
「少しでも害がある食品は避けよう」と思うかは、
まさに 個人の選択の問題です。
♥安心安全な食材:鶏卵(生卵)
安く上げるために卵白・全卵の加工粉末を使っています。
栄養価は低くなるし、品質保持のために添加物が入るので体に悪い。
♥安心安全な食材:砂糖
安く上げるためにぶどう糖を使っています
*上白糖・三温糖はそれなりに取り過ぎは良くありません。
♥安心安全な食材:海塩
ミネラル分が少ない日本はミネラルの多い海水塩がいい。
安く上げるために食塩(中でも精製塩=化学反応で作る塩)を使用。
体に最も良くない塩と言われています。
♥安心安全な食材:馬鈴薯澱粉
加工澱粉、ベーキングパウダー
♥安心安全な食材:ホワイト&ブラックペッパー、ガーリックパウダー
美味しくない増量剤を口当たり良くするために入れる食品添加物等を
列記します。
<これらの体内への取り込みが危険>
光沢剤、合成香料、リン酸塩、PH調整剤、酸味料、軟化剤、凝固剤
グリシン、着色料、香辛料抽出物、酸化防止剤、DHA含有精製魚油、
くん液、乳化剤、増粘剤、膨張剤などがメーカーごとに使用されて
います。
加工澱粉とは
→・アセチル化リン酸架橋澱粉
・アセチル化酸化澱粉
・アセチル化アジビン酸架橋澱粉
・酢酸澱粉
・酸化澱粉
・オクテニルコハク酸澱粉ナトリウム
・ヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉
など全11種類が添加物に指定(平成20年)
とても小さい子供さんには食べさせたくない化学品ですね。
*国から乳幼児の食品には総量の5%までは許可されています
これからの飲食に関わる人は、
食の安心安全も大きなミッションとして
取り組む必要があります
また消費者の方にとっても、
「安ければ安いほどいい」という外食の使い方をすると、
中高齢になった時に自らの体に食の偏りが異変として我が身に
帰ってくると思わざるを得ません。
正規の食材を使った料理は
「適正に高い」のが当たり前
という時代になってきていると切に感じます
(了)