コンサル養成塾第8回:小さな失敗大きな成功を繰り返す(成長のコツ)
コンサル塾の記述は私自身のコンサル人生の軌跡でもあります。
失敗には大きさがある
小さな失敗
失敗した時には、小さいも大きいもわかるはずがありません。むしろ、失敗するとは思わなかったことを行って、予想もしなかった負の結果で、初めて失敗を悟るからです。
小さな失敗は、結果の後に「失敗の分析」をして、挽回できる打つ手があれば、それはちいさな失敗ということになります。
大きな失敗
同じく、この判断とアクションは失敗したなと感じた時が失敗した時です。
大きな失敗は、短期間で修復できない状況や、複数の打つ手を考えないと好転できない状況の時の失敗です。
しかし、その事業の命取りになる失敗ではありません。この致命的な失敗はコンサル生命を縮めることもあります。(油断しなければ大丈夫)
多くの失敗が良策の道を示す
私も操業年から6年間余りは失敗だらけでした。推進力は、創業時に誓った「金ない、知恵ない、力ない、パパママ飲食店の力になる」という信念だけでした。
1年目 失敗率 90% 成功率 10% 経験不足期
2年目 〃 80% 〃 20% 〃
3年目 〃 70% 〃 30% 〃
4年目 〃 50% 〃 50% 〃
5年目 〃 30% 〃 70%
6年目 〃 20% 〃 80%
成功したことはなぜ成功したか分析しておく
失敗したことはなぜ失敗したか分析しておく。そしていくつの手を打てば
解決できて良い結果にたどり着くか案をいくつか考える。
コンサルタント業は、負けない、くじけないというスタンスの仕事です。問題点にスッポンのようにくらいつきながら、これでもか、これでもかと解決策をぶつけるのが仕事です
この負けない気持ちがあってこそ、経営者の方に初めて認められる存在になります。
複数の手段から失敗した道をなくすと実行すべき手段が浮上する
多くの失敗をした人ほど、その失敗体験がとるべき良策の道を指示してくれます。
対策は問題点の大きさと改善に必要な期間で決まる
夏の花火をイメージしてください。対策も同じです。
●小さな花火を一つ上げる
一つの小さな対策であって「も早く実行する」とすぐに効果が発揮できる。
●小さな花火を一度に複数上げる
2つの対策、3つの対策を同時に実行する。
●小さな花火を一つづつ連続して上げる
対策が有効な期間全体に連続した対策を打つ。
●大きな花火を一つ上げる
小さな対策は、深度も浅く、範囲も狭いものです。問題点を解決できる大きさの対策(花火の大きさ)を先に決めて、何をするか案を出して絞り込みます。
●大きな花火を定期的に上げる
コンサルが提案する対策にはコストがかかります。販促費用は無尽蔵にある訳ではありませんので、必要な時期を見定めて効果的に打つしかありません。いつ打つか、いつ打てば一番効果的かわかるのは経験に基づいた予測力しかありません。
通常の販促では、繁忙期の入口の月の時期に大きく一回だけ打つ。年に3回までにする。非繁忙期はコストダウンと経費の掛からない販促をする。
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(了)