起業の知恵～お金をかけずに笑顔とGive×３で人脈をつくって育てよう

お金のない人は笑顔が武器になる

私は友人知人がひとりもいない大分県に移住した時、持っているお金はわずか20万円余りでした。このお金を土台にして生き残るしかないという必死の思いから、本格的なコンサル活動が始まりました。

出会うすべての人に、目いっぱいのサービス笑顔で接しました。敵はいらない、味方が欲しい。味方を通じて仕事が欲しい。それが収入につながればいい。その思いで2年間以上がんばりました。

どんな仕事でもいい。どんな収入でもいい。千円単位でお金が入れば、生き残る可能性が高まる。。。そう思って、がむしゃらでした。

同じ笑顔をかえす人が人脈になる人

何人もの人に会うと、そのうちわかります。人の気持ちを汲み取ってくれる波長の合う人が必ずいます。1人目で会うときもありますし、10人目で会うときもあります。また、1度目、2度目は素知らぬ顔でも、3度目に優しい笑顔をかえす人もいます。

この笑顔の人と出会い、会話する、会合に参加する、いっしょに食事する。
とにかく同じ体験を共有することで、もっとお互いを知ることができます。

仕事につながる人脈ですから、一番大切なことは信用してもらえるかどうかにかかっています。この信用と信頼も、相手により1か月の人もいますし、3年かかる人もいます。

普通の笑顔で接することができるまで、何年でも笑顔を続けます。自分の都合や体調で笑顔のスイッチを切ってはいけません。（プライベートな関係は別です）

Give and Give、そしてさらにGiveする

よくGive and Takeと言いますが、何かひとつ、相手が喜ぶことをして、すぐに何かをし返してもらえば、それは単に借りを返されただけで、相手の感謝の気持ちは芽生えません。

良き人に出会ったなと感じられる関係は、やはりGive×3連発と思ってください。

大きな木に育つまでTakeしない

小さなお願いごとで返してもらうわけにはまいりません。是非とも力を借りたいことが起こるまで人脈は温存させてください。この時こそというべき時にお願いすることを伝えます。

万一その方がその時に、お願いしたことができなくても、切り捨てたりはしません。その方は、協力できなかったことを大きな借りと思うため、いつかまた、お願いできる大切な人脈です。

感謝を終生忘れない

私の人生でも、大きな節目でお世話になった人、お願い事をして叶えていただいたことがあります。

その方のことは、命ある限り終生忘れません。毎年思うことは、年数がたつごとに、昔の多くのGiveした相手の方で、わずかな人が覚えていてくれており、多くの人はそんなことありましたか、という顔をしています。

人の心も状況で変化します。

自分の心の宝になる人は、終生忘れないようにしましょう。

起業は人生の賭けですが勝つためには、
お金よりも人脈作りに励んでください

これからますます人のつながりが大切な世の中になります

（了）