たべものコンサル日記135:販売価格を見直すだけで売上が2倍になる時代到来!
この奇麗なステンドグラスの教会の写真は、noteクリエイターの
村山里美さん:アラカンのパリ滞在記のパリのサント・シャペルの写真を
あまりにステキなので使わせていただきました。(こちらもご覧ください)
日頃は価格にシビア85%、今日はプレミアム15%使い分けの消費二極化時代始まる!
大分県という人口114万人しかいない小さな人口の県に住んでいると、世の中の動きも政治の流れもすごくよく見えます。
まあ田舎だから、惑わすような余分な情報が無いし、自然がいっぱいであり、ワクワクすることもあまりなければ、困ることもあまりないからでしょうか?
世の中が大きく変わる予感が今年になってからすごくあります!
日本にとっての前代未聞(江戸期以前を除いて)のコロナの蔓延、安倍総理の退陣、嘘をつかない真っ当実務派の菅政権の誕生(私は無党派)、おそらくはトランプ政権の崩壊と世界の同類政権の破綻、冷戦時代の再来をどう防ぐか人類の知恵の出しどころも問われます。
決して安心感が満ち溢れているわけではありませんが、
人間が生きてゆくためには、
生命の安心安全、心の安寧(安らぎでもいい)、愛、希望、満足、喜び
それと”美味しい料理”が必要と思います。
背景にあるのは限られた”財”の「効率化」と
「集中化」が求められる時代だから
私は経済学者でも何でもありませんが、お金持ちになったら贅沢し放題の昭和、お金持ちになっても失敗するとワンルーム住まいに転落する平成、生き方が幅広く選べる令和、
ぼーっとしていても必要なものを掴み取り、捨てても良いものを手から離すと生きられる生き方も、WEBを駆使して最先端的な生き方と稼ぎ方をする生き方も自由に選べる時代が令和と思います。
限られた人材、限られた資金、限られた売上規模、限られたランニング
コスト予算、家庭で言えば、限られた収入金額で、
「最大限の高効率な使い方」を工夫する時代です
「価格を見直す」ということ
1、令和的考え方で言うと、価格の前に「この商品を売っていいのか?」
「売り続けることは間違ってないのか?」を確認する
かっては売上高を上げる為や他社と比較して機能や性能の違いをアピールして高額商品が生み出されてきましたが、このような昭和平成型発想では
令和の時代では通用しないと思います。
無駄を省き、家電製品であれば5年以上の耐久性を担保した商品開発をして
「改めてお値打ち価格イメージ」の価格設定を行うべきと思います。
2、従来通りに価格がお得に感じる価格設定をする
行動経済学のテキストにあるように、
①飲食店であれば10円の位、家電販売店であれば、1000円の位や100円の位
が、7,8,9になる価格づけが通り相場的価格設定です。
②飲食店のコース設定でも、旅行のオプションサービスでも、一番売りたい
商品をメインに設定して真中に据えて、上の価格設定で売れなくてもノー
リスクの複合型の商品を設定し、下に真中のコースの75%の魅力設定の
商品を設定することで、当然ながら、
定額商品は直感的選択を行い、高額商品は論理的選択をすると思います。
*真中が上下の商品よりも両方のいいとこどりの安全な選択肢になります。
3、特別な時のプレミアム・オーダー店が必要、オーダー商品作りが必要
かっても20年間のデフレスパイラル時代のような「悪かろう安かろう」ではもう物は売れません。
金額だけの安さでは、何を原材料にして作っているかわからず
美味しさも安心安全も保障されないから、
注文して食べたけど美味しくはなかったから
今の若者であっても、美味しさを求めていますし、健康志向もしっかり持っています。私もそれなりに、ここ10年間の変化を読み取り、店舗に対する支援時に意見として伝えています。
①ランチで例えると、日頃は680円の定食を食べていても、親しい友人と
会った日は、1500円のランチを食べるかもしれません。
②日頃は3,500円予算で居酒屋利用する人でも、デートの際は1人7,000円の
コース料理を二人で楽しむことでしょう。
このように
限られた「財」(人・物・金)を日頃は節約しながら、必要な時には一気に使う臨機応変な活かし方の時代
と思います。
(了)
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