![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71121218/rectangle_large_type_2_93a8c08047f486f735ecea9eba9e0f2a.jpeg?width=1200)
食日記9:先が見えない未来には「決め打ち予測」して「根性」で乗り切ろう!
一番売れている三省堂国語辞典には、
根性=「やり通そうとする心」とあり、ほかに「性質」「心の持ち方」と
説明があります。
ひとつの物事をやり通すためには、
出来事を分析評価して、望む成果の出る方向へ進むための条件を
しっかり吟味選択して、決められた成すべきことを決定して、
やり通しますね。あなたも私も手順は同じと思います。
令和4年の寅年は荒れ狂う要素がいっぱい
●中国は不動産バブルがはじけて不況国になる
傾向が強くなってきた
私は昨年秋からの中国の景気を注意深く追っていますが、
今の中国指導部は、いよいよ薄氷を踏む経済状況になってきた事態を
最大限の強権を使って乗り切ろうとしています。
廃墟の未完成マンションのローンを払って、多額の借金を人民に負担
させている実態は、本当に「共産主義」(平等に幸福になる)の国かと
思います。
中国の歴史的には、人心を掴めない国や政権はいつも滅んでいます。
中国がマイナス成長になれば、世界の経済サイクルも狂い始めます。
日本も多大な経済的な大津波をかぶります。
●米国の利上げは自国の貧乏層を苦しめ、
利上げしたくない後手の日本を追い詰める
安倍政権時に生まれた日銀黒田総裁の経済観は本当に正しいのか?
そして世界の状況を鑑みながら、変更や微調整を取り込む考えは、
どこまであるのだろうか?相当に疑問です。
私は黒田総裁の「決め打ち一本やり」でしかも「長期の総裁」がすごく、
ネックに思っています。
経済対策に失敗すれば、黒田さんは引退すればいいのでしょけど、
もし日本経済が最悪になったら、1人の責任では済まされません。
私は、米国と連動して日銀が動かなければ、最終的に、復活ができない
傷を負うのが日本だと思っています。(私はタダの一般人ですけども)
●経営者はコロナ流行と毎月根競べをしている
出口の見えない根競べほど、疲れるものはありません。
私の予測は、
2月中旬でピークアウト
半月を置いて(11月下旬~12月上旬のように)、徐々にコロナ前
的な庶民の生活行動が始まる。。。とみています。
そうすると、復活の道の最初は3月中旬~4月初め となります。
これは、賛成の方も、反対の方もいるでしょうけど、
とりあえずこのように進んだ場合に、行ってほしいことがあります。
<飲食店で復活のために行ってほしいこと>
やり遂げるには、今は根性が必要です!ね
1,食材値上げ分を売価に転嫁する「値上げメニューの実施」
これが必ず必要です。
値上げしないで我慢しても健全経営のお店には条件があります。
・家賃がいらない自店所有の店舗
・従業員の大半が家族経営で外に出る人件費がほとんどない
・本業で食品を扱っており、メニューの過半数がその食材を使っている
これくらいでしょうか?
ほぼ90%の飲食店がメニューの売価を5%~15%引上げる必要があると
受け止めています。
2,コロナ前復活を実行するが、100%でなく80%にとどめる
ここでお伝えしたいことがあります。
完全にコロナ前の「食材規模」「スタッフ規模」「経費規模」には
してはいけないということです。
なぜなら、
「店は元通りになっても、
すべてのお客様が同じように来店して、
同じ客単価分だけお金を使ってくれる保証がない」 からです。
だから、3月~4月のお店の復活体制作りは80%完成で良い
と思うのです。
3,飲食市場の変化を考慮して対策をとる
<深入りしない方向でデータを見ながら対策をとる>
●飲み放題付き 宴会コース
歓楽イメージの強い10人以上でのアルコール付き宴会飲食は、
下火の傾向となると思います。
これからは、8人以下の小グループの食事主体の飲食利用と思います。
飲み放題宴会人気がかなり希薄になってきています。
「酔う→食べる」に変り、もっと細分化されたグルメ化が進みます。
●飲み放題メニュー
ご存知のように飲み放題の半数以上は、ローコストドリンクです。
もともと原価がかからないハイボールやチューハイなどと、宴会専用に
開発された焼酎・日本酒などです。
飲み放題では1800円の飲み放題をご注文されても、使用する食材原価は、価格の半分以下です。
最初からメニューを組むときに、元が取れるようにしか組みません。
お金額的には確かにお得ですが、すべて飲みたい美味しいお酒というわけ
にはなりません。
ほろ酔い止まりがアルコールの役目になった
ハンドルキーパーのいない宴会客はノンアルで運転して帰る
●自店の客層が手が出ない価格のメニュー
原価を計算したら、このメニューはこの価格でしか売れない」という
高価格メニューを打合せする場面が多くあると思います。
しかし、
自店の80%の固定客が、高価格になった価格でもオーダーしてもらえるか
どうか 決定前チェックをしてほしいのです。
そして、売れないと判断したら躊躇せずにそのメニューをカットして欲しいのです。
売れないのに残しておくと、メニュー価格の引き上げイメージが2倍以上
強く感じます。
●以前と同じ勤務時間でシフト組み
もしかしたら来店人数が変わっているかもしれません。
また、ピークタイムが前倒しになっているかもしれません。
まだ、誰にもわかりませんが、飲食市場に大きな変化が起こっていることは
間違いのないことです。
一旦作ると仕組みの維持と変更に金銭のロスが付いて回ります。
コロナ後は、新たな飲食の世界が始まると考えたほうが良いと思います。
何があってもぶれずにがんばりましょう! 多くの仲間が同じ思いです!
(了)
いいなと思ったら応援しよう!
![オードリー7|🥕飲食店研究家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90222992/profile_7eb17812a972b110e06b527ddeeb83fe.jpg?width=600&crop=1:1,smart)