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コンサル養成塾:起業後10年間の失敗経験があってこそ大きな成功につながる
失敗には”大きさ”がある
小さな失敗、大きな失敗、致命的な失敗と3つに分けてみました。
小さな失敗
失敗したなと思うときは、そのダメージが小さいも大きいもわかりません。
自分を振り返ってみても、コンサルの仕事は、失敗の連鎖だったと思います。一番多く失敗するのが「起業~5年間」です。その後5年おきに失敗の比率は小さくなり、20年も経つとポツポツあるなと言う程度になります。
コンサルタント業は、思いのある生身の経営者と、同じく思いと使命感のあるコンサル自身がどこまで「連携」できるかで決まります。
望んだようにならなかった場合は、読み違えになり、やはり失敗のひとつにカウントされます。でもこれは、経験を積むための「試練としての失敗」です。誰しも起業時から最高の力量でスタートできる人はひとりもいません。
失敗するとは思わなかったことを行って、予想もしなかった結果で、初めて失敗を悟るからです。
小さな失敗は、失敗の分析をして経験の糧となすべきです。さらに挽回できる打つ手があれば、それは本当にちいさな失敗といえます。
大きな失敗
この判断とアクションは失敗したな、回復や修復に大きな時間と努力が必要だと感じた時が大きな失敗です。
しかし、多くは命取りになる失敗ではありません。ある程度の期間、信頼を失う、見限られることはあります。コンサルはそういう責任の思い仕事です。サラリーマンさんのように、いわれたことをすればいいという仕事ではありません。経営者の相談役であり経営者に助言する立場です。
致命的な失敗
致命的な失敗がないままコンサル人生をクローズできれば幸福だと思ってください。きっかけはほんの小さなことでも、大火事になり、契約即解除になることもある、一時的に非難されることもある。人生の暴風雪を乗り越えてこそ一人前のコンサルになれると思います。
多くの失敗が良きコンサル道になる
私も操業年から6年間余りは特に失敗だらけでした。
当時の自分の推進力は、創業時に誓った「金ない、知恵ない、力ない、パパママ飲食店の力になる」という信念で最初の10年間を乗り切りました。
私の場合は、こんな感じでした。いくつになっても自分は未熟、学びが必要と思う心がけが必要です。
1年目 失敗率 90% 成功率 10% 経験不足期
2年目 〃 80% 〃 20% 〃
3年目 〃 70% 〃 30% 〃
4年目 〃 50% 〃 50% 〃
5年目 〃 30% 〃 70% 〃
6年目 〃 20% 〃 80%
10年目 〃 10% 〃 90%(判断ミス10%)
20年目 〃 5% 〃 95%( 〃 5%)
30年目 〃 3% 〃 97%( 〃 3%)
*人間ですから、思い込みも、勘違いもあります。失敗率が10%以下であれば世間的には「プロの領域」と言えます。
●成功したことはなぜ成功したか分析しておく
いくつかのタイプに分け、「経験値のBOXに仕訳して収納しておく」
●失敗したことはなぜ失敗したか分析しておく
どこで判断ミスしたか、どんな点を考慮しなかったからこういう結果になったか、どういう挽回の手段を打てば解決できるかを考えてみる。
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