たべものコンサル日記143:コロナ終息前に新規店を出すべきかどうか?!
飲食店経営者にとって、一番愚かな金の使い方は3つあります。
1、単純に赤字の穴埋め
2、消費税を払う為の銀行融資
3、社会保険料を払う為の銀行融資
なぜ”愚か”かというと、「経営者でありながら、黒字経営にするための手だけを寝ても覚めても考えてなく、金融機関に泣きを入れる努力をする」からです。
1円の利益も生まないお金の使い方だからです
このことは、多くの経営者の方が、わかっていながら、二度としないように変えてゆこうとはしないのです。
「こんなウィズコロナ時期に店を出すなんて馬鹿だよね」とあなたは思いますか?
短くて来年夏、長くて来年いっぱいはウィズコロナの時期と思います。
コロナの終息は、全世界がコロナの恐怖から逸脱したときになると思います。
経営面で考えると、
今からおよそ1年間は新規出店チャンスの時期」
なのです!
私の目から見ると、いろいろな方面で、経営力の復活及び再成長軌道への準備と突入が着々と行われていると判断しています。
1、店舗物件が手に入りやすい・家賃交渉がしやすい
好適立地の店舗がいつの間にか閉店していて、しかも賃借料の交渉余地がある・・・というおまけつきです。
もともと賃貸契約書には、好景気条件では上がり、不景気条件では下がる傾向にあります。多くの家主さんは高家賃を振り回しにくい経済状況にあると思います。家賃、工事中の家賃半額交渉、敷金の月数交渉など、メリットが目白押しです。
2、店舗内装工事費が抑えられる・時期を選びやすい
特に12月~2月、6月~8月はもともと店舗工事自体が少ない月ですので、自店の都合の良い月に工事ができて、ほぼ予定通りの開業日設定が取りやすいと思います。
出店コストの約半分以上が内装工事費用ですので、この経費が少しでも抑えられれば、看板経費や備品経費にその差額が充当できることになります。
3、人財が確保しやすい
やはり生産性が良い有能なスタッフを持とうと思えば、それなりの給与と労働環境整備が無いといけないと思います。
コロナ禍で多くの人が飲食業界や宿泊、観光関連事業からリタイアされていると思います。優秀な人も多くいると思います。
是非前職よりも高給で雇用してあげてください。(元気が出るように!)
新たなスタッフを募集する場合でも、人間関係が真っ白の新規店では、
多くの応募が来ている状況です。
4、「令和3年4月以降」から回復が急ピッチになり、上げ潮基調の波に乗れる→今から準備がベスト!
コロナが半減以下になり、オリンピックが否応でも実現される状況になると、無理やりでも「経済の回復基調」が政府主導で強引に進むと思います。
もうコロナ2年目になると、1年目のノウハウが身についているので、動揺も半減します。
今から、来年1年間の準備をした方が一番儲かる見通しです!
但し、準備した全員がうまくゆく訳ではありません。
「勝つべくして勝つ!」仕組みをもって、来年に臨まないといけないわけです。・・・・・気合や奇跡は一切関係ありません。
5、勝てるお店作りとは?
いろいろ説明してもわかりにくいと思います。
ヒントで言えば、
「お金を使いたくないと思って来店した人が、使ってもいいか!
この店なら!」と
感じていただけるお店を作る。
としか言えませんが。
未来に向けて生き抜いてゆきましょう!
明日のあなた自身の幸福のために!
(了)