イタリアで生活するー留学までの流れー

現在私はトリノに住んでいます。2016年の夏以降にイタリアに来たのでもうすぐイタリア生活も4年目になるところです。

もともと留学で来たのでもしイタリアに留学している人、する予定の人に少しでも力になれたらと思い記事を書くことにしました。滞在許可証等は他の方も記事にされていると思いますが私の経験も語っていこうと思います。

尚当時の事を思い出して書いているため現在の正確な情報を書いている訳ではありません。また記憶があやふやな部分もありますので間違っていたらすみません。

2014年9月 トリノの音楽院で教鞭を取っている先生に東京のマスタークラスで出会い、もともとイタリアに興味があった私はその先生のレッスンを受けにイタリアまで行くことを決める

2015年3月 初の一人海外。ほぼレッスンだけだったが宿泊先のB&Bは親切で私がヴァイオリンを弾いていても全く文句も言わなかったことに驚いた。

2015年8月 イタリアのコンクールを受け優勝。この時ようやくイタリアに留学する気になる。尚、この時点ではイタリア語は全く勉強していなかったし話せなかった。

10月頃に翌年の入試に間に合うかイタリア文化会館に話をしに行くと、「今の時点でイタリア式のアルファベットの読み方もわからないんだったら留学は出来ませんね、諦めて下さい」と結構冷たいことを言われ凹んだことは忘れない。しかしそれでも次の年には受けれるだろうと取り合えず毎日イタリア語を勉強することにした。

2016年3月 一か月イタリアで語学学校に通いつつ音楽院の先生のレッスンをプライベートで受ける。もし時間がある人は入試前に語学学校へ行くと良いと思います。一か月しか通いませんでしたが、その短期間で拙いなりに沢山学べたので行って良かったと思っています。

2016年4-7月 書類の準備。まず3月までにイタリア文化会館に留学申請の申し込みを為替と共に送付。そこから説明会の日程が数回に分かれてあるので都合の良い一日を選択しメールで連絡する。大学、もしくは高校の卒業証書と成績証明書、戸籍抄本、証明写真などを揃える。私の時は説明会の日に出生証明がすぐに作ることが出来きました。

説明会で入試の願書の書き方の説明があるのでそれに乗っ取って書けば特に問題はないと思います。説明会の後に簡単なイタリア語の試験があり、それに合格しないとその年の留学は諦めるか文化会館の短期集中のコースに通うなり指示があります。大体CILS とかでいうA2程度のレベルなら問題ないので普通に勉強していればどうにかなるレベルです。

卒業証明と成績証明(無犯罪証明書)は文化会館が翻訳者のリストを送ってくれるのでその中から自分で選んで翻訳を頼む。私の場合はリストの人すべてに連絡してみてその中から返事が早くて料金も高くない人を選びました。

私の時はトリノ、フィレンツェでは無犯罪証明書の提出の義務があったので霞が関の警視庁に行ってパスポート、住民票、マイナンバーカード、申請書などを提出し一週間後くらいに無犯罪証明書を手に入れました。

大体この辺の事を二週間くらいで一気にやった気がします。翻訳したすべての書類に公印証明をしてもらってそれを文化会館に送ってその後呼び出し、書類の不備があればそれを用意して再提出で入試の申請は出来たと思います。

2016年9月 ビザの申請。毎年入試前(大体7月末から8月中旬)にビザを取って入試後そのままイタリアに滞在出来るというのが恒例の流れでしたが私の年は入試後に日本のイタリア大使館または領事館でビザの申請でした。申請には音楽院の入学証明書、パスポート、申請書、イタリア行きの航空券等を提出。

トリノの音楽院は11月始まりなのでそれまで大分時間がありました。イタリアに再入国後郵便局でpermesso di soggiornoのキットを貰って記入し郵便局で提出。滞在許可証についてはまた別の記事にしようと思います。

入国後8日以内にする決まりなので入国後すぐにしました。



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Sawa
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