過去生の因縁を果たすために
【現役産婆うっしーの神官見習い日記.9】
前回の記事はコチラから
看護職とインド・サイババ繋がり
ここで、私が弟子入りすることになった神官である義母との関係についてスピリチュアルな視点からお伝えしておこうと思います。
もうすぐ御年八十歳になる義母は若かりし頃から、今でいうスピリチュアリストでして、
スピリチュアルに傾倒する人は何時の時代にもいるんですね、
霊験あらたかなパワースポットがあると聞けば車で何時間もかけて参拝に行き、ハマれば満足するまで通い詰めるほどで、あまりの行動力におじいちゃんは相当振り回されていたようです(笑)
当時まだ日本にはサイババブームが来る前だったようですが、日本だけでなく、インドや中国へも足を運んでしまうほど。
時にはインドまでサイババに逢いに行き、サイババのアシュラムでダルジャンに何度も参列したことがあると。
実際に、主人は小学生の頃お腹が痛いと言ったら何やら灰を飲まされたそうで、きっとサイババが物質化した灰(ビブーティ)だったと思われます(笑)
私も義母からインド土産のサイババの刊行誌や写真をたくさんいただきました。
義母が40代の頃は、総合病院で看護師長をしていましたが、
孫守りをしてもらっていた曾祖母の体調不良が原因で孫(主人と義兄)の面倒が見れなくなったため、夜勤がある看護職が出来なくなり看護師を退職。
同時期に、ご縁を頂いた大分の霊山の頂上にお社がある神社の神官さんから誘われ、
その山に通い神道を信奉するようになってから「サイババの教えと同じものがここにもあった」と気づき、
さらには神職に就かないかと勧められ、流れに乗っかるように修行をはじめ、女性神官となり神職に就いたとのこと。
以後、インドに渡ることは無くなり大分の霊山で修行を重ねたそうです。
一方幼少期からお坊さんになりたかった私はというと、、、
約25年前?学生時代にサイババブームが到来。
テレビでよく神聖灰などの物質化をやっていて興味深く見ていたり、
よく覚えてないけど、インドという響きがなんだか懐かしくて、なぜかサイババが大好きでいつかリアルで「サイババに逢ってみたい!お釈迦様が生まれたインドってどんな国?」という素朴な興味をもっていました。
当時お付き合いしていたカレに卒業旅行にインドに行くと話をした時、「あ、ここにもかーちゃんに似た人がおる」って思ったそうです。
はい。当時のカレが今の主人。
サイババに逢う行程は叶いませんでしたが、同級生とたった2人でのインド旅行は考えさせられる事も多く、食当たりと脱水になりながらもなんとか帰国。
初めての海外旅行は刺激的な経験となりました。
上手く表現できませんが、インド滞在中に自分の中でスピリチュアルな感覚と思考にスイッチが入り、やっぱり、この国とは何かしら縁があると感じました。
かつてインド・サイババ好きの看護師長だった義母は40代で看護師を辞め神官となり、
当時サイババ好きの看護学生だった私は助産師になり、今や、義母の跡継ぎになるべく、神職の修行を始めている。
看護職とインド・サイババ繋がり。
義母と私の半生、主人が言う通りなんか似とるんです。(苦笑)
来世も一緒に
それから時が経ち、約12年前に私が自分の過去生をリーディング出来るようになった時、過去生のヴィジョンが極めて明確に観えた事がありました。
それが、義母と私、私の娘3人が同じ時空で一緒に生きていた時代の記憶。
衛生的に環境、治安が良いとは言えないスラム街のバラックに棲む3人はまだ子どもで、私と今の娘が姉妹で、義母は私たちよりも少し歳上のお姉さんでした。
血の繋がりはわかりませんが、私たちはそのお姉さんの支えがあったからこそ命を繋いでこれていて、
いつも一緒にいる大好きなお姉さんで、命の恩人と慕っていたのです。
当時の私の魂の中に「来世もお姉さんと一緒に居たい、御恩返しがしたい」と誓ったような記憶があって、
純心なココロで未来にかけた願いが、温かく、敬意と信頼に満ちたとても可愛らしい感覚としてヴィジョンを受け取ったのを覚えています。
とまぁ、こんな形できっとね、
今世、私が義母のそばに居ることを自分で選んで生まれてきたんだと思うのです。
そして、私は10年ほど前に「お母さんは私と娘のお世話をしてくれた、命の恩人です」とリーディングした内容を義母に話していたのです。
義母はそれを聞いてとても嬉しそうでした。
ただ、、、
過去生の記憶というのは、残念ながら本当かどうか検証することはできません。
あくまでも私のヴィジョンの中のイメージであって、それが真実か否かは全く判らないし、もしかしたら、私の作話かもしれないのです。
過去の記憶が仇となってはいないか?
スピリチュアル系のカウンセリングやヒーリングを受けられたことがある方は心当たりがあるかもしれませんが、
ヒーラーに「あなた、過去生○○でしたね、△△なことをしていましたね、そして■■してしまったようです。」と言われたことはありませんか?
これ、実は気をつけなければいけないフレーズなんです。
もしかしたら、そのヒーラーは本当にあなたの過去生をリーディング出来ているのかもしれないけれど、リアルには確証がナイことがほとんどです。
複数のヒーラーから同様の事を言われる場合は的を得ている可能性は高いですが、真実はわかりません。
ですが、その場で言われた言葉は衝撃的にクライアントさんの脳裏に焼き付くことが多い。
そう告げることで逆にクライアントさんの意識下に不要な記憶を刷り込んでしまう可能性があるのです。
もし、万が一過去生で何か大罪をやらかしていたとしても、あくまでもそれはリーディングでキャッチしたヴィジョンであり、
過去生で何かを成したこと、しでかしたことは過去、すでにもう終わったことなのです。
私たちは今、現実世界に生きています。
たとえ、過去生で因縁をもった関係であっても、今世何のためにその関係性を持って生まれてきたかがわかれば、今世でその因縁を解くことは可能です。
今回の嫁姑問題において、私の中でプッツリと何かが切れた時、引き金になった義母の言葉がこれです。
「あなた、私に過去生でお世話になったんでしょ?私の面倒みなさい!」
この一言で私の張り詰めた糸は切れました。
確かに私は過去生の記憶として義母への信頼と恩返しをしたい気持ちを持っていました。(そしてそれを告げてしまった)
結婚当初はただ、義母の生き方に惹かれていましたし、何故惹かれるのかよくわからなかったけど嫁としてやれることはやってきました。
そのヴィジョンを観てからは、御恩返しの意味も含めてひとつひとつお手伝いをしてきたつもりです。
なので、私の中ではこの23年の間にもうやり尽くした感があったのです。
「これで、過去生のご恩返しもできた」と。
私は、うかつにも過去生の因縁があったことを義母に伝えてしまったことを後悔しました。
あくまでも、私が観たヴィジョンは幻想にすぎない。
そして、本当に過去生の因縁があったとしても私の中でその因縁を果たしたと思えれば、因縁は解けるはず。と。
少なくとも、義母から「私にご恩返ししなさい」と言われる筋合いはないとはっきり感じてしまったのです。
ご恩返しするかどうかは私自身が決めること。
たとえ、過去生の因縁があったとしても、なかったとしても、
過去の幻想にとらわれることなく、今の自分で決めて行動してよいのです。
言われると怖い言葉
今回の件ではヒーラーとしてのクライアントさんへのフィードバックのしかたも学びました。
スピ系の人で時々こんな人がいますが、これ要注意ですよ。
・「あなたと私は赤い糸で結ばれているのよ」
・「あなたと私はソウルメイトね」
・「過去世、○○でお逢いしましたね」って出逢って間もなく口にする人。
言われた方はめっちゃ怖いですww
お互いに相思相愛ですべてを受け入れられる無条件の愛の中で、お互いを大事に感じられる間柄なら口にしてもOKですが、
まだお互いに関係性が出来ていない時は、迂闊に口にしないようにしましょうね~。
人生、いろんなことから学ばせてもらってます(汗)
肝に命じて、また次回に続きたいと思います。
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