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進左退右・起右座左・進下退上・起下座上

【現役産婆うっしーの神官見習い日記.25】

大変お久しぶりでございます。
だいぶご無沙汰しておりましたが、
主人と共に神官への道のりとなる今年の講習会を無事に終えました。

日々ぼちぼちがんばっております。

題名にもあげましたが

進左退右
起右座左
進下退上
起下座上

この呪文にこの数カ月間悩まされました。

呪文じゃないけどww
上記の文は
祭式の際に必要な、というか、神職になるにあたり
「基本中の基本」である起居動作の決まり事を
呪文のような文言にしているもので

これが祭式を行う上での基本となります。

祭式の際の足さばきにも
右足と左足で上位と下位の区別があって

前に進むときは下位の足から
後ろに退がるときは上位の足から

ご神前の正中線上に居る時は

右足から立つ
左足から座る

前に進むときは左足から
後ろに退がるときは右足から

云々かんぬん……と色々あって

これが、なかなか、覚えられず
カラダが言う事をきかなくて

立ったり座ったり、
ぐるりと回って反対向いたり

終いには自分が何をしようとしているのかわからなくなって
頭が真っ白になる

こんなことを毎日繰り返しておりました。

起居動作をご神前で練習するようになってようやく
すこしずつカラダが動くようにはなってきましたが
それでも場所が変わると訳が分からなくなってしまいます。

助産師になりたての時に
注射や採血、お産介助の手順を覚えるのと一緒で

頭を使うことなく
勝手にカラダが動けるようになるまでは
だいぶかかるな……と観念しております。

経年劣化で覚えも悪くなってるしね(泣)


さて、そのようにだいぶポンコツぶりな毎日を過ごしてきましたが

先週末今年のお行に行ってまいりました。


3日間ずーっと霧の中

連日大雨と霧、雷の中、朝は5時から

水行、鎮魂行 朝拝参加 祭式の起居動作、神明奉仕、神道についての座学、夕拝 等々

23時ころまで白衣白袴での講義が続き、就寝は0時以降 

この間、ずっと正座しっぱなし。
若い頃から正座はし慣れておりますので元々正座は苦痛ではありませんが

それでも2日めからは足の甲やヒザが擦れて痛くなってきて

3日目には腰も痛くなり
足の感覚がなくなってきたりして
受講生のほとんどが悲鳴をあげております。

最終日には模擬祭式のテストが行われ

「祓い主」大麻でバッサバッサと祓う役
「案しどり」榊を置く台を運ぶ役

を仰せつかりました。


昨年は修祓を担当しましたが、
頭が真っ白になり、何ができて何ができなかったのかさえわからなかった記憶がありましたが、

今年は今、自分が何をしているのか?次は何をするのか?等々は頭に入っていて動けたように思います。

結果、

先代(義母)の喪が明ける10月以降
祭式を執り行うお許しをいただきました。

最後に宮司から総評をいただくとき
宮司の後ろに先代が立っていてニコニコしている姿がみえたような気がして

急に泪が溢れてきて
泪が止まらなくなってしまいました。

私と主人の間にきて
「よくやったね」
って二人の方に触れてくれた気がして

感無量でした。


神職見習い3年目、修行はまだまだ続く😆

ようやくここまでこれた……という感じです。

今回の講習会では
大祓詞について学びました。

いろいろ本を読んだり、you tubeをみたりして
勉強してきたつもりではありましたが

講義を聴くともっと深い意味があることがわかり

神道って懐がひろいんだな~っていう感覚が強くなりました。

仏教やキリスト教とは違って
神道には教義がナイと言われていますが

大祓詞を学べば
日常の上手くいかない感覚や人間関係・仕事のストレスなどはかなりクリアになるんじゃないかな。


いずれは私の個人のお仕事のコンテンツとしても
大祓詞のレクチャーが出来るようになったらいいな
と感じました。

いやはや、まだまだこの先修行は続くよ、何年も。


ということで
霊山尺間嶽中間宣教所での御祈願受付は10月以降再開します。

開運・厄除、商売繁盛、病気平癒、懐妊・安産、旅行(渡航)安全、学業成就、交通安全等々諸願成就祈願が可能になります。

御祈願受付については受付フォームを作成中ですので今しばらくお待ちくださいね。


今日もお読みいただきありがとうございます。
また 書きます!

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