お不動様の波動にあてられる
【現役産婆うっしーの神官見習い日記.13】
毎回、noteを書こうとするたびにあっちゅう間に時間が経っていることを思い知らされますが、
今回は先日ご本山で執り行われた大祭について書きたいと思います。
4/29 尺間前嶽遠見萬力不動尊大祭
私たち夫婦も、
御年80歳にして、神官として神様にお仕えする義母の見守り部隊として、
片道2時間以上をかけて山道を歩き、
そして講社員代表としても、
ご神事のご奉仕のために上りました。
お天気はあいにくの雨風で、前日の夕方からずっと霧が濃くなり
ご奉仕の間、ずっとショボショボと雨風で濡れている状態。
お社は深い霧に包まれ、
これはこれで、また幻想的な風景でした。
前夜祭も当日の大祭もお不動様のご尊前で祝詞や不動経、ご真言などが奏上されます。
ほんとはもっと詳しく記せたらいいんでしょうが、
なんせ、見習いの身。
ご神事にまつわる正しい名称もシステム?も、作法もまだ何もわからないままに書いています。
しかも、
ご神事の詳細には秘儀も多く、
写真や動画をネット上に載せたり記事にしてはいけないことも多々あるようなので
ざっくりとしか書けませんが、、、
とにかく、凄かった。
魂が震える経験をしたと言っても過言ではないくらい面白い(不謹慎^^;)経験となりました。
これまで仏教の護摩焚きには参列した事がありましたが、今回はじめて神道の護摩焚きに参列して、
以前にも書きましたが、
私の深い記憶、過去生の記憶の中にある修験道者や僧侶?陰陽師的な存在が
かつて、日常経験していたであろう感覚みたいなものが蘇ってきて、
お不動様のご真言があがっている間、めちゃくちゃ懐かしい響きがカラダの底から湧いてきて、
どんどんお不動様の波動と神官さんたちのご真言が融合して大きな一つの流れになっていくのを感じて、
オラオラ系(こんなこと言ったら怒られる(^◇^;))というのとはまた違うけど、
めくるめく炎と火焔と光と闇と、、
なんだろな、、、
慈悲とか愛とか、勇気とか、背中を押す感じとか
厳しいんだけど、その根底にはなんか慈愛に満ちた感覚、的な、
日本語の「言葉」にするとどれも合っているようでほんのちょっとずつ違う気もするし、
わたしが普段使っている言葉では
稚拙すぎてうまく表現できないのが残念ですが、
とにかく、
わたしの中にある魂がお不動様のご真言に呼応して大きな存在感を放ちだしたかと思うと、
お不動様なのか、誰かわからないけど
「おう、ようやく来たか、遅かったのう、まだまだイケるよのう?」みたいな、、、
誰かが声をかけて来てる感じがして、
なんかやり取りしてる感じ???
「あー、やっぱりこのご真言を幼少期から知っていたのには理由があったんだなぁ」と実感。
今世生まれてくるときに、命をいただく神様に
「このご真言だけはどうか早めに、私に触れさせてください」とお願いして降りてきたんだろうな~と。
それくらい、元々自分の中にある感覚、
元々自分の中に棲んでいる大切な旧友にようやく再会したような感覚。
そんな感じを受けました。
2時間近くお経?があがっていたと思いますが、正座をしていた足も不思議と全く痛くなかったし
とにかく全力疾走してそのスピードがどんどん加速していくのを、
どこまでいけるかと追いかけ共に走り抜けることに挑戦している感じ。
いま、思い出しましたが
昨年公開されたトップガン マーヴェリックの冒頭で、
マーヴェリックが誰も到達したことのないマッハ10に挑戦して
生か死かのギリギリのところで達成し、散るというくだり、ありましたよね。
それと似た感じかなと(違うかっ ww )
一心不乱にご真言を唱えている時は、自分のカラダがどうなっているかなんて気にならないワケです。
ただ、
その状況から離れた時に初めて自分のカラダに負担がかかっていたことを知るという(苦笑)
こんなこと書いてて、
神官さんやご神事をされている方から言わせると
「ご奉仕の分際でお不動様のナニ語ってんだ」って思われるかもしれませんが、
いずれ、神官として修業を重ねるうちにこの感覚がどう変わっていくのかも個人的には楽しみだなぁと思いまして、
今、ここに記しております。
ということで、たった1泊2日のご奉仕という短い時間でしたが、
ご奉仕を終えて山を下りる途中で
のどや首、足、腰が痛くなってきて
山を下りて高速にのる頃には鼻水とくしゃみが止まらなくなりました。
そして寒気。
熱はないものの、カラダの症状はまさに風邪。
山にいる間、終始雨風で身体中しっとりと濡れたまま2日間を過ごしたので、
「風邪をひいてしまった」っていうのが、現代的な、医学的な解釈となるでしょう。
わたしも医療関係者なので、当然わかっておりますよ(-.-)y-., o O
だけどね、
「山を下りてから症状が出る」というのが本当に面白くて
なんか、
本山にはしっかり結界も張られているから、
病すらも氣にならないんでしょうね。
ちゃんと、「張られている結界に自分も反応していた」と思うとこれまた、面白くてね。
たった2日間のご奉仕とは思えないほど魂が震える経験をさせていただきました。
なんというオチはない、
ご奉仕にいってカゼひいて帰ってきたよ、
だけどめっちゃ神秘体験もあったから、
もっと修業を積んでいったら今後はどうなるんだろうね。
というお話でした。
次は、時期的に中間宣教所の春季大祭について書けたらいいなーと思ってます。
よかったらどうぞお付き合いください♪
それでは、また。
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