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はじめに
『心電図最後の教科書【NEXT STEP】~薬剤性不整脈編~』を手に取っていただき、ありがとうございます。薬剤師の“みや”です。
この本は看護師さんをはじめ心電図が苦手と思っている方、少し読めるようになってきたけど・・・その次のステップは・・・という医療従事者や学生の方を対象にしています。
心電図を読むことは手段であって、目的ではありません。不整脈を見たとき、「不整脈の原因は?その後どうしたらいいの?」と、対応等でどうしたらよいか、もやもやすることはありませんか?
医師を呼んで、心電図を見て確認してもらったらよい、確かにそうかもしれません。ですが、心電図は情報です。もし、自分がその情報を受け取ることができて心電図以外の情報と組み合わせて原因の推測ができるならその方がよりイイですよね。
得た情報をどう活用できるかということですが、知らなければ対応の取りようもないと思います。不整脈は薬剤性のものも多いです。薬のことも少し勉強して、患者さんと心電図や薬剤、検査値等をつなげて考えるための参考になればと思います。
また、もし分からなくても、医師が不整脈を確認した後に指示が変わった場合、変わった理由等について本を読んで、「あの時の指示の変更はこういうことだったんだ!」と後で思っていただければよいと思います。少しでも苦手意識が減って、その後の行動に変化や自信が生まれると嬉しいです。
私の経験ですが、過去に徐脈で緊急入院となり、永続的ペースメーカーを挿入して一般病棟に転床してきた患者さんがいました。
その時に服用していた薬剤を確認すると、認知症進行抑制薬をはじめ何種類か、副作用に徐脈が考えられる薬剤を内服していました。
90歳以上と超高齢で腎機能も低下、認知症も進行しており、認知症進行抑制薬を中止や、その他の薬剤も減量等で対応すればすぐに永続的ペースメーカーは挿入せずに経過をみることもできたのではないかなとその時は思いました。(最近はポリファーマシーという言葉も認知されてきているように、超高齢の方にそんなにたくさん薬を飲まなくても良いとは思いますが…)
もちろんそのまま経過を見てもペースメーカーを入れることになったかもしれません。ペースメーカーを挿入するということも選択肢の一つです。
私は医師の判断が間違っているとは思いませんし、そういうことが言いたいのではありません。
このような場合、薬剤師の私が気付いた時にはペースメーカーが入っているケースが多く、その時に「あっ」と思ってもすでに選択肢はないのです。
外来診察時や検査時、初期対応時など私よりも患者に早い段階で接する看護師さんをはじめ、他の医療スタッフに少しでも知ってもらって、少しでも良い医療を患者さんへ提供するサポートができればいいなと思います。
点と点がつながれば線になり、理解が深まります。これまで学んできたこと、この本で学ぶことがつながって、理解が深まれば、あなたの世界が変わっていくはずです。
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