2022年に観たドラマを振り返る
2022年も残すところあとわずか。この一年を振り返っての何かをと考えて、2022年、私が観ていたドラマについて語ってみようと思いついた。ドラマ大賞という雑誌の企画への投票をしたことで、思ったよりもこの一年はドラマを観ていたと気づいたのだ。私なりのランキング形式でお届け!
まず、何を観ていたのかを明らかにしなくては始まらない。
私が2022年に観ていたドラマはこちら!(途中で観るのをやめたのも含む)
〔2022年冬ドラマ〕
「ファイトソング」「妻、小学生になる」「おい!ハンサム」「神木隆之介の撮休」
〔2022年春ドラマ〕
「嫌われ監察官 音無一六」「ひまわりっ2」「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」「ペットにドはまりして、会社辞めました」(単発ドラマ)
〔2022年夏ドラマ〕
「純愛ディソナンス」「ユニコーンに乗って」「彼女、お借りします」「プリズム」「イケメン共よメシを喰え」「オールドルーキー」「善人長屋」「NICE FLIGHT」「闇金サイハラさん」「あなたのブツが、ここに」「拾われた男」
〔2022年秋ドラマ〕
「ボーイフレンド降臨!」「Silent」「ファーストペンギン!」「青春シンデレラ」
〔朝の連続テレビ小説〕
「ちむどんどん」「舞いあがれ!」
ランキングつけてみたけど、9位までしかつけられなかった。途中までしか観てなかったり、全部観たけどそこまでじゃないとか、ショートショートでお目当ての作品しかみてなかったり。
ランキング外について、まず語っていくことにする。分量あるので、知っている作品だけ読むことを推奨。
〔ランキング外〕
「神木隆之介の撮休」
アマゾンプライムで秋頃に観た。撮休シリーズはなんだかんだでアマプラで全部見ている。主人公は同じなのに、脚本家と監督が毎回違うというコンセプトがまず好きで、神木くんのは、ふたつ好きなエピソードがあって、ゲストが松重豊さんと大塚明夫さんの「ファン」と、仲野太賀くんがゲストの「遠くにいる友人」。俳優である神木くんととファンの人とのやりとりのおかしみと哀しみが感じられて、愛される神木くんが本当に素敵だと思えた。友だちとのエピソードのもう一つの方は、ちょっと切ない感じが好きだった。全部のエピソードが好きだったわけではないからランキング外にしたけど、ランキング外のなかではいちばん記憶に残っている作品。
「オールドルーキー」
数回しか観ていないけれど、観た数回はどれも感動して素晴らしかった。特に7話のパラリンピック選手の話が好きだった。福山翔大さんの熱演もすごかった。夏はドラマをたくさん観ていたので、時間の余裕がなくて観られなかったのが残念。
「彼女、お借りします」
息子が気に入って観ていたので、一緒に観ていた作品。モテない男の子がおばあちゃんに嘘をつくためにレンタル彼女をして、そのレンタル彼女に惚れてしまうというストーリー。漫画原作でアニメにもなっている作品らしい。大西流星くんがこんなに顔いいのに、モテないとかアリ? とか思いながら観ていたけど、主人公、ほんといいヤツで好きだった。ドラマ終わった後になにわ男子が歌っているのをテレビで観て、キラキラアイドルモードの大西くんにびっくりした。役とキャラ違いすぎて本当に驚いた。
「善人長屋」
中田青渚さんの初主演作品というので、数回観た。役者陣が豪華なのはさすがNHK。人情ものの時代劇で、長屋に住む人たちが実は裏家業をしていて、その技で問題を解決していくという設定も面白かった。夏ドラマ、私がいろいろ見過ぎていたので、時間が取れなくて見逃してしまった作品。
「ペットにドはまりして、会社辞めました」
結末が意外だった。好きな監督さんの作品なので、観た作品。
「星新一の不思議な不思議な短編」
好きな俳優さんが多く出演されているので観た。15分間の短い時間で星新一の世界を描く、ちょっと不思議な世界観の作品が多くあった気がする。
「NICE FRIGHT」
息子が観ていたので一緒に観ていた。航空ドラマっぽさは少なかったのが残念。中村アンさんは地味な女子役が似合い過ぎてびっくりする。
「闇金サイハラさん」
野村周平さん目当てで観たのだけど、作品の世界観をどうにも好きになれずすぐに観るのをやめてしまった。
「嫌われ監察官 音無一六」
私としては観るのがめずらしいジャンルの作品。安定感ある役者陣でドラマとしてのまとまりもしっかりしていて、安心して楽しめた。一六と二六の兄弟のやりとりは毎回楽しかった。すごく好き!というポイントは少なかったかも。
「純愛ディソナンス」
吉川愛さん目当てで観ることにした作品。翻弄される展開は面白かったのだけど、好き!と思えるポイントは少なかったかも。
「ユニコーンに乗って」
息子が観ていたので途中まで観ていた。どうしても私はその頃ハマっていた野村周平さんの過去作でAbemaオリジナルの作品「会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編」と比べてしまって、起業のストーリーにいまひとつ乗りきれなかった。
「ファーストペンギン!」
これは、もしかしたらちゃんと観たらそれなりにハマったかもしれない。時間あるときだけにしか観なかったので、きちんとストーリーを追えてなかった。役者陣もしっかりしていて、なんといっても主役の奈緒さんの演技はすごく真に迫っていてよかった。
「Silent」
手話が使われるということで、すごく注目していた作品。1話を観て、あまりにもがっかりしてしまって、一気にテンション下がったのだけど、頑張って6話くらいまで観たのに、また観るのをやめてしまった。夏帆さんの演技がすごく印象的だったのと、鈴鹿くん演じる湊斗がいい人すぎた。湊斗くんのような人がそばにいて欲しいとずっと思って観ていた。
「青春シンデレラ」
息子が観ていたのでたまに一緒に観ていた。観ながら言いたい放題言ってた。たぶん設定自体あまり好きになれないのかもしれない。誤解をまねきがちな男の子が、ドラマの設定とはいえ、カメラワーク含めてあざとすぎてどうにも。
「ちむどんどん」
とりあえず観ていたけれど、最後まで好きになれなかった。仲間由紀恵さんはさすがだった。若い頃のエピソードから遺骨発掘へつながるのは良かったな。
「舞いあがれ!」
なにわバードマンのエピソードが好きだった。人物描写が丁寧で朝ドラらしさが戻ってきてホッとしている。
やっとここからランキングです!
〔第9位 「ボーイフレンド降臨!」〕
Aぇ! groupに秋頃からハマって、メンバーの末澤誠也くんが脇役で出演されているので見始めた作品。正直、ドラマゆえな無鉄砲な設定が多すぎるんだけど、きゅんポイント多くて、おお!となったのでランキング。主演の高橋海人くんの演技は初めて見たのだけど、記憶をなくしてからの無垢な青年役がハマりすぎていて、声もよかった。エアハグ最高だった! 末澤誠也くん演じる黒瀬も愛されキャラでかわいかった。
〔第8位 「イケメン共よ メシを喰え」〕
井上祐貴くん目当てで見始めた作品。毎回イケメンゲストがおいしいご飯を食べる姿を拝める面白い設定のドラマ。かなりコメディ。気楽に笑って見られるドラマというのがよかったし、いろんなイケメンさんを見れるのも、妄想女子な主人公も楽しかった。井上くんの食べっぷりは素敵だった。
〔第7位 「おーい!ハンサム」〕
主演は吉田鋼太郎さん。このお父さんが頑固なのに可愛くて、素敵だった。家族のおはなしだったんだけど、それぞれの娘がそれぞれに事情を抱えつつも、なんとかおさまっていく様がよかった。笑って泣いてのドラマ。こういう雰囲気のドラマがなんだかんだで私は安定して好き。
〔第6位 「ひまわりっ2」〕
井上祐貴くん目当てで見始めたドラマ。映画「明け方の若者たち」で井上くんの良さに目覚めて、ちょっと追いかけていた頃。このドラマでの役がイケメンなのにぶっきらぼうでちょっと残念な男子で、その姿がとにかく可愛くて、大好きだった。主人公は漫画が好きな女の子で、とある事情で地元に帰ってきて親の会社で働くことになったというおはなし。この親であるお父さんがすごくチャーミングで、迷惑なところがあるんだけどかわいらしい。7位のドラマと似ている部分があるな、と感じるのだけど、癖のある愛情たっぷりの可愛いお父さんがとにかく好き。
〔第5位「ファイトソング」〕
設定が好み過ぎるドラマだった。主人公が施設育ちで、初めて見つけた打ち込むことでがんばっていたが、怪我で諦めることになり、唯一大切にしていた音楽の作り手に出会えて、嘘が真になって、恋がはじまろうとした矢先に、手術したら自分の耳が聞こえなくなるかもしれないと言われて。ラブストーリーでありながら、人生のストーリーでもある。あきらめたりくじけたりしながらも、今を頑張る主人公の姿が素敵だった。ドラマの中で歌われる歌がまた素敵。元歌も素敵だったけど、俳優さんが歌うのもまたよかった。
〔第4位「妻、小学生になる」〕
亡くなった妻が小学生と入れ替わって戻ってきたという設定で、朝の連ドラ「おちょやん」で注目していた子役の毎田暖乃さんが小学生になった妻を演じるというので、観ることを決めた作品。毎田さんの演技が違和感がなさすぎて、とにかく驚いていた。亡くなった妻が時々、生前の姿になることも、演じる石田ゆり子さんのチャーミングさもよかった。まわりの俳優陣もよくて、堤真一さん演じる夫の愛らしい人物像、弟のぐだぐだ感と姉思いの優しさ、蒔田さん演じる一人娘の素直さなど、登場人物がみんな愛らしくて、愛にあふれていて、ずいぶん泣いた作品でもあった。毎週ドラマの時間が楽しみだった作品。
〔第3位「プリズム」〕
こんなにも深く情をえぐってくる作品に久しぶりに出会った気がした。相手を思うがゆえにすれ違ってしまう感じが、せつなくて、くやしくて、愛おしくて、感情がぐちゃぐちゃになってしまった。同性愛という題材はこれまでもさんざん扱われてきたけれど、社会的な偏見をしっかり絡めてストーリーにされていて、安易な解決に結びつけなかった脚本がよかった。演じる俳優さんたちがみんな熱演されていて、その熱量にも驚かされた。杉咲花さんの出演される作品はたまに観たりしていたけれど、私が観た中では、いちばん応援したくなる存在だった。
〔第2位「あなたのブツが、ここに」〕
コロナ禍をありのままにドラマの設定に取り入れて、そのなかで頑張る姿を描いた作品。元キャバ嬢が宅配ドライバーになって、まわりの人たちとの関わりのなかで変わっていき、まわりの人たちを思って関わっていく姿に元気をもらった。人物描写の丁寧さがとにかく好きだった。その人の背景が見えるような素敵なドラマだった。最初は特に推しの俳優がいたわけでもなく、なんとなく「プリズム」を見終わった後に見たのがきっかけで観た。気づけばすっかりドラマにハマって、そのドラマで初めて見たミネケンを演じていた佐野晶哉くんの、おっきなわんこみたいな愛らしさの虜になってしまい、Aぇ! groupにハマるきっかけになったのだった。
〔第1位「拾われた男」〕
松尾諭さんの自伝的エッセイを元に作られたドラマ。この先どうなるの?と展開が気になって仕方ないし、ダレない展開と抜群の演技力で、とにかく惹きつけられてやまないドラマだった。ドラマの劇伴(音楽)もドラマティックでオシャレで、わくわくする感じが大好きだった。人生で出会う人たちとの関係、それが転がり続けること、どこかドライなくせに奇妙にあたたかい家族のこと、おかしくて笑ったし、ほろっときて泣いた。人生ってこんな感じだよな、家族ってこうだよな、兄弟って、夫婦って、会社の人たちって、仲間って、それぞれの関係性をしみじみ味わういい作品だった。主演の仲野太賀さんのころころ変わる表情がよかったし、せつなさも楽しさもくやしさもぜんぶ見せてくれる大きさがあって、安心して笑って泣かせてもらった。お兄さん役の草薙剛さんの少しクールでおかしみのある演技も、終盤の壮絶な演技もとにかく存在感がすごかった。伊藤沙莉さんもチャーミングで可愛かった。神社でのシーンが特に好き。ドラマをしっかり支える力だったと感じていた。出演される俳優陣がとにかくすごすぎた。みんな愛らしい、素敵キャラだった。
以上、長々とドラマについて語りました。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。あくまでも私の感覚によるランキングなので、へえ~と面白がってもらえたら幸いです。
各雑誌やwebで読者によるドラマランキング投票が、今もなされているであろうと思います。来年には結果が発表されるでしょうし、それも楽しみにしています。私が好きなドラマは順位に入っているかな。
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