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ニャースの背中を見て育つ

今日は、「ニャース」について考察したいと思います。


ニャースといったらアニメ版に出てくるロケット団のアイツの印象が強すぎて、いまさら「ばけねこポケモン」なんて言われてもピンと来ないです。

それくらい、「ニャース=犬山イヌコ」の図式は強固なものと言えます(猫の声を犬があてるというのも当時斬新でした。違うか。)。


中でもロケット団のアイツで印象的だったのは、自力で人間の言葉を会得しようと努力するシーンです。

確か、一目惚れしたメスのニャースに「人間にしか興味はないの」的なことを言われて、少しでも人間に近づいて振り向いてもらうために頑張った的なことだったと思います。

劇団員らに混じって「アメンボ赤いなあいうえお」の復唱から頑張るシーンはなかなかグッと来ました(結局恋は実らなかったんだったと思いますが)。


ちょっと前に「努力は必ず報われる」と高らかに宣言して冷笑されたアイドルがいましたが、ニャースのあの姿を見て育った私は何となく心の片隅に「とはいえ努力も馬鹿にはできないんだ」という価値観を抱えて生きているような気がします。